現代に多い、うつ症状。
日常のストレスや環境で睡眠障害を引き起こし、『うつ症状』にも大きくつながるのです。
大事な睡眠は、心の働き具合 ”直結” しているのです。
日常のストレス解消法、気分転換法で元気にやっていければそれにこしたことはない。
しかし、ドクターに相談したほうがいいときもある。
そこで、どんな状態になったら、医者にいったほうがいいか、そのチェックポイントをあげてみよう。
まずは、睡眠に注意してほしい。
うつ症状では、ほとんどの場合、睡眠障害が見られる。
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睡眠障害の特徴は大きく3つある
① 一つは、寝つきが悪くて、なかなか眠れないという「入眠障害」。
② 二つめは、寝つきはいいが、すぐ目がさめてしまう「睡眠中断」と朝早く目がさめてしまう「早朝覚醒」。
③ 三つめは「浅眠」。
朝の寝ざめがすっきりせず、不快感があったり、夜によく眠れず昼に眠くてしかたない。
眠れても、ちょっとした物音で目がさめてしまったり、悪夢にうなされる人もいる。
躁状態(そうじょうたい)のときの睡眠障害
今あげたのは、うつ状態の場合の睡眠異常だが、躁状態のときの睡眠障害もある。
躁状態とは・・・
気分が著しく高揚した状態。
陽気で開放的になり、興奮したり怒りっぽくなるなど、普段とは違う状態が続く。
自信に満ちあふれ、いつもより多弁になるが、話題は次々と変わり、他人の意見に耳を貸さなくなる。
自制がきかなくなり買い物やギャンブルに大金を使うなどして、社会生活に支障をきたすことがある。
躁状態(そうじょうたい)のときは、行動が積極的、活動的になるが、それでいて疲れをあまり感じない。
寝る時間が惜しくなって、寝る間も惜しんでいろいろやりたがる。
他人の迷惑もかえりみずに深夜に電話したり、突然、訪問したりする。
本人は疲れたそぶりは見せないが、実際には活動しすぎで、疲れはたまっている。
眠りの状態を見ると、その人の精神状態がわかる。
睡眠が規則的で、夜はぐっすり眠れ、朝はすっきり目覚められれば、心も体も健康なのだ。
睡眠の平均時間を意識しすぎないこと
日本人の平均睡眠時間はおよそ七時間から八時間くらいだ。
しかし、この時間をあまり気にしすぎないでほしい。
これはあくまでも平均だ。
もっと短くても健康に過ごしている人もいるし、もっと長く睡眠を必要としている人もいる。
本人にとって、その睡眠時間でずっと健康に暮らしているなら、それがあなたの適正睡眠時間なのである。
また「眠れない」ことを気にしすぎるのも禁物である。
一日や二日眠れなくたって、どうということはない。
「眠れない、眠れない」と気にすることからよけい不眠が生まれる。
スポーツジムにでも行って、ひと汗流せば、心地よい疲れとともにぐっすり眠れることもある。
しかし、長期的に睡眠異常が続き、日常生活に支障が現れるようなら、ドクターにかかることをお勧めする。