衣類のニオイ対策の最大の焦点は乾燥!

しかし、衣類からニオイが発生する最大の原因は、「湿り気」にあります。

とくに梅雨や雨の日など湿度が高く、洗濯物を干しても乾きが悪い時は、湿っぽさがとれず嫌なニオイが発生しがちです。

いかに「湿り気をなくし、よく乾かすか」が、衣類のニオイ対策のポイントになります。

そこで、湿度が高い日でもニオイを発生させない干し方のコツを4つ紹介していきます。

 

Contents

洗濯物干し匂いを消す方法①
洗濯量を少なくする

たくさんの量を洗濯して部屋の中に干すと、その部屋の中の湿度が大きく上昇します。

湿っぽい室内では、当然ながら洗濯物は乾きづらくなります。

乾きづらいということは、乾くまでに時間がかかるということです。

すると落とし切れなかった汚れが徐々に酸化して雑菌が繁殖し、ニオイが出てしまいます。

そうならないようにするためにも、一度の洗濯物の量は少なめにしましょう。

具体的には、干す時に洗濯物と洗濯物のあいだに十分すき間をあけられるくらいを目安に洗濯します。

洗濯物と洗濯物に間隔をとると空気の通りがよくなり、乾きが早くなります。

 

洗濯物干し匂いを消す方法②
洗濯時からすすぎまでお湯を使う

洗濯時にお湯を使うと洗剤の洗浄力を引き出すのですが、すすぎまでお湯を利用することをオススメします。

なぜお湯がよいのかというと、水よりお湯のほうが、蒸発が早いからです。

お湯を使った洗濯は、洗浄力を高めて汚れを繊維の奥からかき出し、また、乾燥の時間を短縮させる効果が期待できるので、ニオイ対策において二重に効果があると考えてもよいかもしれません。

湯温は30 〜40度くらいのぬるま湯が適しています。

 

洗濯物干し匂いを消す方法③
屋内での洗濯物を干す場合

(最近ではこういった便利なグッズが発売しています)

換気をよくする、干す部屋のドアは開けておき、扇風機やエアコン、換気扇などを使って室内に空気の流れを作るようにします。

湿った空気と乾燥した空気が入れ換わり、室内干しでも素早く乾かすことができます。

扇風機であれば弱風に設定し、首を回転させながら洗濯物全体に風が当たるようにします。

この時、洗濯物に対し風が平行に流れるようにするとよいでしょう。

エアコンの除湿機能を使うときは、吹き出し口の近くに洗濯物を干すようにします。

そして、意外に思うかもしれませんが、洗濯物を干すのに最適な場所は、浴室で換気扇があるので湿気を追い出しやすく、濡れることを前提に作られた空間なので、壁や床にダメージを与えません。

 

洗濯物干し匂いを消す方法④
洗濯物を乾かすには、熱より風が必要です

少しでも晴れ間があれば外に出して風にあてるようにしましょう。

小雨程度の雨であれば、部屋干しより風がある外のほうが早く乾きますから、外に出すことをオススメします。

ベランダに屋根があること、ふき込んでくるような強風ではないことを確認してから、出してください。

ただし、綿、麻類は雨が当たると繊維が傷む恐れのある素材ですから、少しでも雨の心配がある場合は避けましょう。

ポリエステル、ナイロンなどの化繊素材の衣類は少々の雨であれば影響はありません。