人前が苦手!あがり症で話せないという人にうまい対策について

あがり症の人も十分「話し上手」になれる対処法とは??

 

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実は日本で9割以上の人が「あがり症」だったのです

あなたは、自分のことを「あがり症」だと思いますか?

一対一の会話などなら、さほどあがらずに話せるけれど、大勢を前にしてのスピーチや、あらたまった場でのあいさつとなると、どうもあがってしまう。

実は、このように思っている人がほとんどなのです。

日本では、だいたい9割以上の人が人前でのあがり症だと言われています。

そして、あがっている状態のときに、「言葉グセ」が出やすくなるのです。

 

そこで、この「あがり」について考えていきたいと思いますが、まず留意しておきたいことは、「あがり」についての認識が間違っているケースが非常に多いということです。

自分は「あがり症」だと思っている人は、「あがったら、どうしよう」「恥をかくのでは 」「話が苦手だからあがるのだ」などと言います。

ところが、「なぜあがるのか?」という一番大事な問いかけに対しての、自分なりの分析や解決案にまでは、目が向いていないことが多いのではないでしょうか。

この”三文字”で、言葉がすらすら出るようになる!

そこで、「あがり」についての正しい認識をするためのヒントとして、次の三つを押さえておきたいと思います。

まず第一は、「あがり」という現象自体は、「プラスの信号」なのだということです。

心臓がどきどきしたり、口の中が乾いてくる、身体が小刻みに震えるという いわゆる「あがり」の具体的な現象とー実は「うまく話そう!」「なんとか成功させよう!」という「話す意欲」のある証拠であり、「向上心の表われなのです。

つまり、「あがり」そのものは、決してマイナスの要素ではないということなのです。

この「プラス信号」を味方にするか、それにとらわれてしまうかによって、話の結果が大きく分かれてしまうのです。

しかし、このことは頭では理解できても、実際の現場に立つと、やはり、あがってしまいます。

 

そこで、二番目のポイントとしては、「実際にあがったときに、どうするか?」ということです。

これも、細かいテクニックを言えばキリがありません。

「腹式呼吸」もそのひとつですし、「アイ・コンタクト」や「間の取り方」などの対処法もあります。

しかし、ここでは主に、考え方のポイントを押さえておきたいと思います。

現場に臨んで、あがったときは、次の「三文字の言葉」を心の中で口ずさんでください。

まずは「シメタ!」と口ずさんで、自分自身に「いま、自分には話す意欲や向上心があるのだ」と言い聞かせるのです。

強く自分に言って、準備した「話」に集中することです。

 

三番目のポイントは、「自分が思っているほど、聞き手からはあがっているように見えないということです。

自分が話している姿は、自分で見ることはできません。

実は、結構落ち着いて話しているにもかかわらず、自分の姿を正しく認識できないために、「あがっているに違いない」などと自分勝手に決めつけている場合が多いのです。

言ってみれぱ、この状態というのは、「自意識過剰」になっている状態と考えられます。

プレゼンテーション·セミナーなどでは、よくビデオカメラを使って話している姿を録画し、再生ビデオを見てもらうことがあります。

すると、たいていの場合、本人の感想としては、「自分で思っていたほどは、あがっているように見えない」という

答えが返ってきます。

 

さて、あがりについての「正しい認識と自信」がもてたでしょうか。

あがり症だと思う人こそ、意欲と向上心があって、実は「話し上手」だということを覚えておいてください。

 

まとめ

“あがらない”ための「アイ・コンタクト」

[1対1の会話では】

① 自分の左目で相手の左目を見る

左目は「右脳」につながっている。

右脳は感性、フィーリングなどを司っているので、感じのよさを伝えられる。

 

②)両方の目で、相手の顔の中央(鼻のあたり)を見る

話をきちんとしている、話をよく聞いていてくれる、という印象を与えることができる。

 

【大勢の前では】

①全体を見渡す

②見やすい人から見る

③目が合ったら、いったん留める

④話の区切り、重点項目で見る

⑤キーマンに目を向ける