未練を捨てるには「まあまあならば全部よし」の精神でいく。

50代になると、これまでの人生をあれこれ思い返すことが増えると思います。

その時、「つらく苦しいこともあったが、まあまあ、いい人生だった」と満足できる人もいます。

しかし、一方で、後悔や未練にとらわれてしまう人もいます。

「あの時、脱サラして事業を始めていたら、今頃はまったく違った人生を一歩んでいたかもしれない。脱サラする勇気がなかった自分が悔やまれる」

 

「あの人と結婚するんじゃなかった。もしO○さんと結婚していたら、私はもっと幸せになれたかもしれないのに」

といった不満をつのらせてしまうのです。

 

確かに、過去を振り返れば、心残りや後悔することがあると思います。

しかし、それに対して未練を残してばかりいたら、これからの人生が後ろ向きになるのではないでしょうか。

過去には、喜ばしいこともたくさんあったはずです。

そちらのほうに目を向けて「いい人生だった」と満足することが、後半生を楽しく生きるコツなのです。

これまでの人生に満足できてこそ、これからの人生に意欲が持てるし、前向きに生きていけます。

これまでの人生を肯定的に受け止めることが、これからの人生のためになるのです。