にんじんに大量に含まれるβカロテンが活性酸素を除去することで免疫力が上がり、血液のめぐりが改善されます。

その結果、体はポカポカと温まります。

にんじんの英名「キャロット」は、βカロテンが語源なのです。

βカロテンは強力な抗酸化作用だけでなく、アンチエイジング全般に高い効果を発揮し、人生後半の体を支えます。

にんじんの活発な抗酸化作用は、免疫力を上げるとともに細胞が傷つけられるのを防ぎ、発ガンを抑制します。

また、LDLコレステロールの酸化を抑えて動脈硬化を防ぎ、心疾患のリスクを低減させます。

近年、βカロテンに脳の認知機能を高める働きがあることが明らかにされつつあり、ボケ予防の効果も注目されています。

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βカロテンには、アンチエイジングに欠かせない美肌作用もあります

紫外線による肌の老化、しわやしろそばかす、たるみを防いだり、皮膚の新陳代謝を盛んにします。

また、疲れ目の回復や視力低下、白内障の予防にも効果を上げます。

にんじんは、まるごと生活習慣病の予防に最適な食材。

B群、Cなどのビタミン、鉄、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維をたっぷり含みます。

βカロテンは、皮に近い部分に多く含まれます。

皮は薄く剥き、その皮をきんぴらにすればにんじんの栄養素を余すことなく摂れます。

 

にんじんを食べる際は、生よりも熱を加えます

とくに、βカロテンは油を使って調理すると吸収率力が3~10倍も高まるとされています。

生だと、βカロテンは摂れても、含まれる酵素(アスコルビナーゼ)によってビタミンCが壊されてしまいます。

この酵素は熱に弱いので、加熱すればビタミンCを壊す作用はなくなります。

 

にんじんの栄養成分と効能

血液がサラサラ、体がぽかぽかにしてくれる効果。

にんじんの皮に近い部分ほど栄養がぎっしり!

【主な栄養分】

βカロチン

ビタミンB群、C

カルシウム

カリウム

【にんじんの効能】

●ガンを防ぐ

●LDLコレステロールの酸化を抑制

●ボケを防ぐ

●美肌効果