日常生活に「笑いと笑顔」を多くとり入れることで人生が変わる!
ストレスや疲労が蓄積すると、それに対抗し、免疫力を高めようと、リンパ球が骨髄から大量に産出され、血中を通して、身体全体を駆け巡るようになります。
ストレスや疲労が一過性のものであれば大事には至りませんが、問題なのは、それが長期間にわたって続いたときです。
リンパ球の生産が追いつかなくなり、免疫力の低下をきたすようになります。
すると、風邪をひきやすくなったり、様々な病気を発症しやすくなります。
これを防ぐ、とっておきの方法・・・それは、日常生活の中に「笑い」を多くとり入れること!
笑うことでリンパ球が体内で活性化されることが医学的にも証明されているからです。
それによって、免疫力を高めることができれば、ストレスや疲労がたまっても、風邪をひいたり、病気になるリスクを激減させることができます。
笑いの効用は他にもあります。
ドイッのある生理学者は、「笑いはホルモン・ビタミン作りの妙薬である」と述べています。
笑うことによってホルモンの分泌が盛んになり、ビタミンの吸収がとてもよくなるというのです。
ビタミンをとれば、一石二鳥の効果が期待できるといってもいいでしょう。
また、別の学者の研究でも、苦々しい表情で食事をしたときと、笑いながら食事をしたときでは、後者のほうが食物の消化率が10パーセントも高くなるという調査結果を出しています。
それだけではありません。笑うと、自律神経のうちの副交感神経にスイッチが入り、リンパ球の中のがん細胞を食いつぶすナチュラルキラー細胞が活性化することも科学的に立証されています。
さらに、笑いは糖尿病や関節リウマチに対しても効果があると報告されています。
だとしたら、こんなにたくさんある笑いの効用を活用しない手はありません。
あなたも日常生活に「笑い」を多くとり入れてみてはいかがでしょう。
テレビのお笑い番組を見るのもいいでしょう。
気のおけない友達と冗談を言い合いながら、笑い転げるのもいいでしょう。
それにこれがもっとも重要なことですが、大声で笑っていると、心の中にあるわだかまりやマイナスの感情が笑いと一緒に吹き飛び、すがすがしく楽しい気分になります。
「楽しいことなんかないのに笑えるわけがない」と思う人もいるかもしれませんが、最初は作り笑顔でもかまいません。
笑顔によって脳へ刺激が伝わるのは、楽しいときの笑顔も作り笑顔も同じ。
つまり、元気な顔を作ることで本当に元気になるのです。
こんな話もあります。
ある会社の営業部署は成績がものすごく低迷していました。
そこに新任の営業部長がやってきました。
前任の営業部長は、成績の悪い営業部員たちを頭ごなしに叱ることは日常茶飯事。
部内の空気もよくありませんでした。
新任の営業部長がやったことはただ一つ。
営業部員一人ひとりに、明るい笑顔、楽しそうな笑顔、微笑み、弾んだ声、人と応対するときのにこやかな表情などを丁寧こレクチャーしただけでした。
その結果、驚くべき変化がありました。
三カ月を過ぎたあたりから、この営業部署の売り上げがどんどんアップしていったのです。
さらに興味深いのは、部署で疲れ切った表情を見せる人間が一人もいなくなったことでした。
「笑顔は一ドルの元手もいらないが、百万ドルの価値を生み出してくれる」
これはアメリカの著名な作家デール·カーネギーの言葉ですが、けだし名言といっていいでしょう。
つらいときにつらそうな顔をしていたら、疲れは増すばかり。
だとしたら、あなたも笑顔を作って気持ちを切り替えませんか。
そうすれば、職場も家庭も雰囲気はおのずと明るくなり、活性化。何よりも脳の疲れが緩和されていくのを実感できるようになるでしょう。
笑顔にはまさに100万ドルの価値があるのです。