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加齢臭のニオイと生活習慣病は親威だった!

加齢臭は、じつは生活習慣病と大きな関係があります。

典型的な例をあげてみましょう。

食べ物では肉類が好きで、お酒はガンガン、たばこもスパスパ、仕事仕事で運動不足、当然ストレスも多い・・・

このような生活をおくっていると、生活習慣病になりやすいということはよくしられています。

加齢臭が発生するシステムも似ています。

年を重ね、不摂生を続けていると、血管の中にコレステロールが蓄積するのと同じように、皮脂腺にも脂肪分が多くなるということは、当然、加齢臭の元となるノネナールの量も多くなっていくのです。

こうしてみると、生活習慣病になりやすい生活をおくっている人ほど、加齢臭も強くなりやすいといえるでしょう。

 

ストレスで加齢臭が強くなる?

ストレスを感じていると、体の中の活性酸素が増加します。

ノネナールは、脂肪酸の一種バルミトオレイン酸が過酸化資質と結びついて作られ、ています。

ところで、この過酸化資質が増えるのは、何を隠そう活性酸素が体内に大量発生したときなのです。

ストレスをためればためるほど、活性酸素が増え、結果、過酸化資質も増加するというわけです。

加齢臭の強弱は、活性酸素の量の差、つまり、ストレスの強さが大きく影響するのです。

 

そうすれば活性酸素を少なくできるか

加齢臭の原因を減らしたいと思ったら、当然、ノネナールを発生させないために体の内側からの対策が必要となります。

まず、バルミトオレイン酸の原料となる肉類、マヨネーズ、バターなどの資質摂取を減らすビタミンCやEを、野菜や果物類から充分にとりましょう。

ビタミンCとEはお互いの劣化を防ぎ合う効果があるので、一緒にとるとより効果的です。

さらに、活性酸素によってダメージを受けた細胞を再生する「抗酸化物質」を多くとることも大切です。

抗酸化物質の一例をあげると、緑茶のカテキン、ゴマに含まれるセサミノール、赤ワインに豊富なポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボンなどです。

活性酸素について

酸素が体内に取り込まれエネルギーを生み出す過程で作られるのが活性酸素です。

活性酸素は体内の不飽和脂肪酸と結合して過酸化素質を作りますが、これが老化や発ガン、動脈硬化などに影響を与えていることがわかったきています。

一方、活性酸素は殺菌や薬物の解毒、生理活性物質やホルモンの合成などという大事な役割も果たしています。

ただ、活性酸素を増やす要因として、栄養の取りすぎや運動のやりすぎなどが指摘されています。

スポーツをするにも、激しすぎるのではなく適度な運動量を考えてするようにしたほうがいいでしょう。

最近では、活性酸素の増加を抑える、抗酸化作用のあるポリフェノールやカテキンなども注目を浴びています。