ビタミンを超えたビタミン「ビタミンD」の威力

最新のサプリメントの話題で外せないのが、ビタミンDです。

日本ではまだ注目度が低いのですが、海外では健康常識として、毎日のように話題に上ります。

 

ビタミンDは、ただのビタミンではありません。

ビタミンという名前がつけられているために、日本では軽く見られていますが、じつはホルモンに匹敵するくらいの重要な役割を持つのが、ビタミンDです。

ビタミンDの働きというと、従来は骨の健康しか注目されていませんでしたが、近年の研究では、免疫力の調整、がんの予防、神経疾患の予防、うつの予防など全身の機能のさまざまな分野に大きな影響があることがわかってきました。

 

中でも注目したいのが、メタボ対策です。

 

ビタミンDが多い人ほど内臓脂肪がつきにくいということが、わかってきたのです。

「太らない体」を目指すうえでは開き逃せない話題ではないでしょうか。

ビタミンDは、日光浴で補充することが可能と言われています。

たとえば、半袖、半ズボンで週に3回、30分間日光浴することで、ほぼ十分なビタミンDが補充できるのですが、これは夏の話です。

食事で補給することも可能です。

ただ、栄養士さんにビタミンDの話をすると、決まって「干しシイタケを食べましょう」ということになりますが、残念ながら人体が必要としているのは、動物性のビタミンD3と言われています。

 

食材でもっとも効率良くビタミンDを補給できるのは、魚です。

中でも、サケはもっとも多くのビタミンDを含む魚と言われています。

日ごろから日光を浴びることを意識し、肉よりも魚中心の食生活であれば十分だとされていますが、血液中のビタミンDの平均値(23ng/ml)は専門機関などが推奨する濃度(30g/ml)より少なく、とくに、女性が低い傾向にあります。

現代人はビタミンD不足状態にあるのです。

 

日に当たらない、魚を食べない人は、サプリメントのお世話になるのが一番の解決策です。

 

ここで、サプリメントをこれから利用したいという人、あるいはすでに利用している人のために、参考としてビタミンDの一日の必要量を挙げておきましょう。

以前は一日の必要量が400IU(国際単位)と言われていましたが、現在は最低でも1000IU、できれば2000~3000IUが望ましいと言われています。

自分がどのくらいのビタミンDを必要としているかを知りたいのであれば、アンチエイジングクリニックなどの専門医に相談してください。