モテないあなた!

細かい理由より、すがすがしい考え方をしてみませんか?

今の時代、彼氏や彼女がいるのが当たり前。

恋人がいないとどこかおかしいとか、よほどモテないように思われることもあるらしい。

雑誌などでは盛んに恋愛特集を組み、女性はこんなプレゼントが好きだとか、こんなところでデートするのがおしゃれだとかやっているいろいろなマニュアルがあって、それにはずれたことをやる男は、ばかにされてモテないらしい。

 

女性をスマートにエスコートできる男は、どんどんモテて、そうでない不器用な男はちっとも恋愛のチャンスがない。

チャンスがないので、ますます男女の交際が下手になり、自信をなくして引っ込み思案になる。

こんな悪循環になっているのではないだろうか。

 

私は、恋人がいなくても、別に恥ずかしいことではないと思う。

ある女性が「私は今、彼がいないけど、特に好きでもない人とデートするくらいなら、家で本でも読んでたほうがいい。本当に好きな人とだけデートしたい」

といっていた。

とりあえず誰でもいいからボーイフレンドがほしいという女性より私にはすがすがしく思えた。

 

しかし、かといって、家で本ばかり読んでいたのでは恋のチャンスも訪れない。

ステキな人に出会うチャンスを求めて、人の集まるところに顔を出す努力は必要だ。

 

ガールフレンドやボーイフレンドのひとりもいないと、異性に対して劣等感が強くなってしまう場合がある。

「対人恐怖」の一種だ。

「もしも冷たくあしらわれてしまったらどうしよう」「断られたらどうしよう」という不安で、つい引っ込み思案になってしまう。

 

こうした対人恐怖の心理は、プライドとセットになっている。

プライドが高すぎる人は、恋に積極的になれないのだ。

 

ただし、安心してほしい。

 

プライドと劣等感は、誰もがセットで持っている。

相手も劣等感とプライドの間を揺れ動いている普通の人間なのである。

自分が好きな相手は素晴らしく見えるので、劣等感など持っているとはとうてい思えないが、それは大間違いだ。

相手も劣等感だらけの人間なのである。

そう思えば、内気な人も、少しは異性と気楽に話せるのではないだろうか。