年齢を重ねると皮脂腺の中の脂肪酸が増加します。
これが酸化分解を繰り返すことによって加齢臭の原因物質になる『ノネナール』が発生します。
ただ、このノネナールは加齢とともに自然と増えるもので、過度に気にする必要はありません。
それに、『ノネナール=悪臭』と思われがちですが、実際のノネナールはロウソクや図書館の古い本のような臭いで、嫌悪感を抱く人はそれほど多くはないはずです。
つまり、加齢に伴う臭いは、さほど気にする必要はないということです。
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中年の体臭は内蔵からの病気?
急に体臭が強くなった場合は注意が必要!
ノネナールは脂肪酸が酸化分解されることによって起こります。
体臭がきついということは、皮脂腺内だけでなく、血管の中でも脂肪酸やコレステロールの酸化が進み、生活習慣病が進行している可能性があるからです。
加齢臭が気になる人は、体の不調の原因をチェックし、改善することをおすすめします。
中年の体臭は内蔵からの病気?
臭いでわかる内蔵の病気かもしれないニオイとは?
加齢に伴って体臭がひどくなる人は、少なくありません。
単に、加齢臭の原因であるノネナールが増えているだけならさほど問題はありませんが、背後に病気が隠れている場合もあるので注意が必要です。
東洋医学では、臭いをかぐことによって健康状態を探る『聞診』という診察方法もあるくらいなので、体から発せられる臭いを軽視してはいけません。
どんな臭いがするかで、ある程度の病状が推測できます。
自己チェックしてみましょう!
●肝臓・・・脂くさく、動物的な臭いがする
●心臓・・・焦げた臭いがする
●脾臓、膵臓、胃・・・甘い臭いがする
●肺・・・鮮度が悪い魚のような生ぐさい臭いがする
●腎臓・・・腐敗臭がする