人の事を批判する男は自分の首を絞める事になっていまうのです!

人に対してたいへん厳しく、批判的な人がいる。

こういう人はだいたい、自分が苦しくなってくる。

たとえば、「あの人は仕事をAのやりかたでやっている。あれはよくない」と批判したとしよう。

するとその人は、もうAのやりかたではできなくなってしまう。

もしもいつか、Aのやりかたでやりたいと思っても、自分が批判した手前、やりにくい。

「男はこうあるべきだ。あんな男は男じゃない」と誰かをそしる。

すると、自分もいつも「こうあるべき」男像をやらなければならない。

そうでなければ、周囲に、「あんな男、男じゃないよな」といわれているような気がしてしまう。

自分が「こうではいけない」「こうあらねばならない」と思うことが多いほど、自分自身、やらなければならないことが多くなってくるだろう。

 

どうも人に責められているような気がしてしかたない人は、一度よく考えてほしい。

あなたが他人を責める気持ちが強いのではないだろうか。

私のことをみんなが責める”と思っている人は、みんなのことをあなたが責めているのかもしれない。

「私は人に好かれない」といって悩んでいる、ある女性がいた。

しかし、彼女の話を聞いていると、彼女には好きな人がいない。

「あの人はああだからいやだ、この人はこうでいやな人だ」と、嫌いな人だらけである。

これではもちろん、他人からも好かれないだろう。彼女は、人に好かれないのではなくて、人を好きではないのだ。

人間関係はたいてい「お互いさま」にできているのではないだろうか。

人に親切にする人は、人にも親切にされる。

人を許す人は、人に許される。

人を好きな人は、人にも好かれる。

そういうふうに世の中はできている。

 

そして、自分を許す人は他人にも許される。

自分を好きな人は、他人にも好かれる。

自分を責めない人は、他人にも責められない。

そういうものなのである。