昼、仕事で疲れる?いや、頭を使えば疲れません!

さあ、朝のルーティン(だれでもできる!朝からのやる気のスイッチを上げる方法とは参照)で脳を覚醒させたら、もうこっちのもの。

今日も一日元気に働く準備はできた。

ここから問題になってくるのは仕事との向き合い方。

長々と時間をかけて働いているつもりでいても、実は何も片付いていない。

なのに頭もカラダもクタクタ。

そんな不毛なオンタイムを過ごさないための、使える工夫があります。

 

Contents

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
通勤時はカラダを冷やさない工夫を

当たり前の話だが、人は変温動物のように冬眠をしない。

常に一定体温を維持して生きる恒温動物だ。

ゆえに自律神経の働きで体温調節をする必要がある。

子どもの頃や若いときは体温の調節能力が高く、筋肉も多いので熱を生み出すことができます。

ところが年齢を重ねるとその調節機能が落ちてきます。

すると、寒すぎたり暑すぎたりする環境で体温調節に膨大なエネルギーが取られてしまい、脳の取り分が不足してしまいます。

どうも頭が冴えないという場合、

調節に膨大なエネルギーが取られひょっとすると季節に合わない服装でカラダが冷えていたり、またはその逆に暑さを感じているケースが考えられる。

無理に自前の体温調節能力で頑張るのは、単にエネルギーの無駄。

とくにこの時期は、通勤時、寒さ対策をしっかり行うべし。

 

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
まずはデスクを片付け、簡単な作業を行う

オフィスに着いたら、いきなり懸案のプレゼン資料と首っ引き。

いやちょっと待った。

重要な仕事をする前に机を整理しましょう。

自分の身の回りの環境は、自分の脳の中と同じです。

机が散らかったままでは、仕事の優先順位の判断ができません。

忙しいという言い訳はNG。

机の整理は脳の整理でもある。

また、デスクの片付けやメールのチェックなどのときに使われる。

 

脳は、重要な企画を考えるときなどに比べると回転数が低い状態。

それでもひとつ仕事をクリアすれば、脳幹からドーパミンという化学物質が出て側坐核という場所を

刺激します。

小さいながらも達成感を感じるのです。

このプチ達成感もやる気を起こすきっかけのひとつ。

というわけで、重要案件は単純作業の後で。

 

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
仕事に締め切りを設ける

起きている時間はすべて仕車の時間、なんて人がいる。

一見、すげえと思われがちだが、これはかなり非効率な仕事の仕方。

時間を決めずにダラダラと仕事をし続けることで、脳の回転数がかえって上がらないからだ。

学生時代は締め切りを設けた試験時間がありました。

ところが社会人になると、ほとんどの人が時間を制限して仕事をすることがなくなります。

8時間の就業時間の中で全部の仕事をやればいい、と思っているのです。

でもこれは無理な話。

緊張感もなく、刺激も少 ないので脳の回転数は一向に上がりません。

 

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
10分休憩で脳をいたわる

脳は筋肉と同じで、使わなければ衰えるし、慣れた作業を繰り返しているとすぐに怠ける。

そして,使い続ければ疲労する。

とくにパソコンの前で一日中作業をするという場合、脳はかなり疲労します。

 

脳にしてみればじと正座を強いられているような状態です。

そこで、私がすすめているのが、50分仕事をしたら10分休みを入れること。

脳がトップスピードで回転し続けられるのはせいぜい2時間。

ただ、そのまま仕事を続けているとバーンアウトするリスクもあります。

10分の休憩くらいでは脳の回転数は落ちません。

リズムを掴むことで逆に集中力を維持できます。

10分間の休憩時は、椅子から立ち上がって脚を動かす。

脳を正座 から解放し、血流を促し、疲労回 復につなげる。

いわばこれ、脳の ストレッチというわけ。

 

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
その日、一番食べたいものはランチでいただく

朝スカッと起床して一日をスタートさせることは、生活の原点。

原点をキープすれば生活にリズムができる。

脳の機能低下で生活に困難を感じている患者さんの生活は、リズムがなくバラバラです。

食事にしても夜中にものを食べるなどしていますから、体型的にも太っている人が少なくありません。

食事もまた、生活の原点を維持するための大事なファクター。

朝食と昼食をしっかり食べて、夜は少なめにするというのが原則だ。

その日、一番食べたいものはランチで食べるというのがおすすめです。

外来の患者さんに91歳の女性がいますが、その方は生活のリズムがきちんとしていますから、 今でもゴルフを楽しむなど脳が活発に機能しています。

脳の覚醒は、昼前に1度目のピークが訪れた後、やや下降して夕方以降に再び上昇する。

このピークを上手に利用することが、やる気を維持するポイントです。

とくに、1回目のピークはその日一日の中で最も重要な仕事に充てることがおすすめ。

一番課題になっていること、憂鬱なことは、一日の早い段階で片付けてしまいましょう。

これは1週間のスパンでも同じことです。

週の早いうちに厄介な仕事をクリアしておく。

そうすることで、その後の時間を有効活用することができます。

というわけで、会社の仕事のうちで一番重要な案件は、第1次ピ ークのお昼前に済ませてしまう作

戦が有用。

 

昼から仕事の効率を上げる脳の活性化
2度目のピークは自分のために使う

2度目の脳の覚醒ピークは自分のために使ってしまおう。

午前中のピークには会社のための仕事をして、昼からの2度目のピークは自分のための勉強や仕事に使うという方法。

1日のフェーズを2つとすると、午前中は3つの手順で会社の仕事に専念し、午後の3つは自分のために使う。

資格の勉強をするもよし、小説を書くもよし。