栄養素を沢山食べればいいと単純な発想は実は逆効果のこともあります。

体はそれだけを欲しがっていません。

沢山の栄養素をバランスよく摂取してこそ理にかなうものだということです。

そこで、以外にやっている間違いな摂取方法を考えてみましょう。

 

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食物繊維はとにかく目いっぱいくらうのは間違い!

ダイエットで食事量を削ると便秘になる人がいます。

そこで、便のかさを増やし、腸管に刺激を与えるべくモロヘイヤ、ごぼう、れんこんなどで不溶性食物繊維を目いっぱい摂り、便秘解消をもくろむ人がいます。

便秘には弛緩(シカン)性と痙攣(けいれん)性の2種類があり、弛緩性なら不溶性食物繊維が腸の蠕動(ゼンドウ)運動を促し、便通の改善に役に立ちますが、痙攣性だと逆に便秘が悪化することもって、取りすぎは考えものです。

食品繊維を増やすなら十分に水分を補給しないと便秘は募るし、腸内でガスが発生し膨満感を生じます。

悪玉菌の増える可能性も考えられ、あまりいい状態ではないのです。

食物繊維は急にではなく、徐々に増やすのが賢明です。

 

朝食の定番チーズとハムは栄養満点は間違い!

保存しやすく、手軽にタンパク質を補給できる加工済み肉は朝の定番。

食べればすぐにからだが温まる。

ハムやベーコンには発色剤として亜硝酸ナトリウムが使われることが多いのです。

チーズには発行調整剤として硝酸カリウムの使用が認められていますから、摂り過ぎるとリスクを生じる可能性があります。

これら2つの硝酸塩が体内でアミンと反応すると、発がん物質ニトロソアミンとなります。

特に重ね食いは避けたいのですが、この2つの相性は抜群だからやめられないのも事実ですね。

 

ビタミンはサプリで沢山とるのは間違い!

脂肪組織に蓄積しやすいから、脂溶性ビタミンの過剰摂取だけは避け、水溶性は沢山摂ろう!余れば尿や汗に抜けてくれるから・・・

通常食で暮らしている分には過剰摂取になることはまずありませんが、ビタミンを添加してあるプロテインや、サプリを摂りすぎると過剰症の恐れが生じます。

水溶性でもビタミンB6(60mg)、葉酸(1000ug)、ナイアシン(350mgNE)には耐用上限量があります。

多ければよいという訳ではありません。

 

野菜ジュースで1日分の野菜を毎朝一気に飲む

飲みやすいぞと思ったら、果汁も配合されていた。

果物からもビタミンが摂れてお得かな??

果汁配合の野菜ジュースは糖分が高めで、200ml程度の飲みきりタイプでも10g弱含み、肥満の一因に。

野菜だけのものなら約半分程度にとどまるのです。

1日分といっても、それは厚労省が摂取基準に設定した野菜350g以上を原料に作ったという意味でしかないのです。

野菜350g分の栄養素が入っているとは限らないのです。