ぐっすり眠れるかどうかは、日中の過ごし方にかかっている

寝る時間と起きる時間を決めることに加え、もう一つおすすめしたいことがあります。

それは、日中、こまめに身体を動かすことです。

 

健康のためにウォーキングやジョギングなどの運動をしている方も多いと思いますが、それらは夕方までにすませておくとなおよいでしょう。

なぜかというと、これには体温のリズムが関係しています。

一般的に、人間の体温は昼間は高く、夜になると低くなります。

この体温の変動が大きければ大きいほど、ぐっすり眠れるようになると考えられているのです。

 

そのためには日中なるべく身体を動かすことで体温を上げる必要があり、そうすることによって日中と夜の体温の変動が大きくなるというわけです。

ただ、会社勤めをしている方が夕方までに運動をするというのは難しいでしょう。

よってそのような方は、仕事帰りに、エスカレーターやエレベーターではなく、なるベく階段を使うようにしたり、帰宅途中に、一駅手前の駅から歩いて帰るのもいいでしょう。

そうすることでゆるやかに体温を上げることができます。

 

ただし、一つ注意していただきたいことがあります。

本来は身体を休めないといけない深夜に激しい運動をすると交感神経を高めてしまいます。

安眠どころか健康にもよくありませ んので、避けましょう。

また、休日など家にいるときもしかり。

こまめに掃除や洗濯をして身体を動かすのもよい方法です。

このように身体をなるべく多く動かす習慣をつければ、体温の変動が大きくなるし、健康にも、ダイエットにもいいのです。

これだけでも、睡眠の質はずいぶんと違ってくるようになるはずです。