失敗は「うまくいかない方法の発明」と考える

人生には「はじめから簡単にうまくいく」ということは、めったにありません。

夢や願望が大きいほど、それが達成されるまでには、数多くの試行錯誤を繰り返さなければならないでしょう。

 

「こうすれば、うまくいくんじゃないか」ということを試してみては失敗し、「それではこうしてみよう」と新しく試したことも、また失敗します。

そのように失敗に次ぐ失敗を重ねていった結果、最後に「成功」へと辿り着くことができるのです。

 

ただし問題なのは、その間に周囲の人たちが様々な陰口を言ってくることです。

「あの人は、また失敗をした。あと何回失敗を繰り返せば気が済むのだろう。どうせ、うまくいくはずがない」

「あの人が失敗を繰り返している間、わたしたちが迷惑をこうむっている。いいかげんにしてほしい」

そのような周囲の陰口に心をかき乱されて、自分自身「今後、いくらがんばっても、うまくいかないのではないか。成功などできないのではないか」という気持ちになってきて、挫折してしまう人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、それはもったいないことです。

発明家のトーマス,エジソンは、白熱電球の発明に成功するまで一千回以上も失敗を繰り返したと言われています。

エジソンは、そのことを新聞記者に問われて、こう答えたそうです。

「わたしは、一千回失敗したんじゃない。こうすればうまくいかないという方法を、一千通り発明したのだ」と。

 

失敗を「失敗」だと考える必要はありません。

エジソンの言った通り、楽天的に「うまくいかない方法の発明」と考えてみたらどうでしょうか。

あるいは「成功へのステップ」と考えてもいいでしょう。

そうすれば周りからとやかく陰口を言われても、心が動じなくなります。

成功を手にするまであきらめない、粘り強さが身につきます。