「まてよ?」「やってみるか」をロ癖に。
私たちは残念ながら、年を重ねるに従って、先入観や固定観念が強くなっていくようです。
初めから「こんなものは、つまらないに決まっている」「私のような人間には無理だ」と決めつけて、やらずじまいになってしまうのです。
あるいは、相手をよく知らないうちから、「あの人はこういう性格だから、とても私のような性格では友だちにはなれない」と決めつけて、つき合うのを避けるようになったりするのです。
しかし、先入観や固定観念は、人生の可能性を狭めてしまうことにつながります。
「馬には乗ってみよ。人には添うてみよ」ということわざがあります。
「実際に乗ってみなければ、馬のよし悪しはわからない。実際につき合ってみなければ、人間の人柄や自分との相性もわからない」という意味です。
つまり、先入観や固定観念を持たず、自分で実際に体験してみてから判断することが大事だ、と指摘しているのです。
このことわざは、50歳から楽しく生きていくコツを示しています。
下手な先入観や固定観念を持たないようにすると、人生はずっと楽しく、またアグレッシブなものになります。
まずは、50歳を過ぎると、先入観や固定観念が強くなるということを、よく自覚しておくことです。
そして、実際にやってみる前から、物事を判断しないと意識することが大切です。
すると可能性がぐんと広がります。