恩着せがましい、親、上司、彼氏、って自分では気づかないものです。

良かれと思った行動をして、自己満足し、あげく、その存在を相手に求めるのは、どうでしょうか。

特にその行為を受けた女性は・・・

 

『うざい!男』

 

と、思われるのが大半です。

場合によっては、相手は、頼んでいない事を、やったりされると逆効果になります。

 

特に中高年になるにつれて、こういった光景を目にします。

 

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恩着せがましい旦那の場合

ある妻の証言です。

旦那さんなのですが、仕事が大変で精神的にキツイのは十分理解しているつもりです。」

会話で仕事の話をするのは、きつそうなので(本人も嫌がる)、他の話をして気分転換を図っていますが、この前、指輪購入の話をしていて(結婚指輪)

妻:「すごくうれしいありがとう。」という旨お礼を言うと

旦那:「仕事頑張ってるから、指輪も買ってあげられる。」

ご飯の話をすると(外食したなど)

旦那:「頑張って働いてるから、貴方にうまいもの食わせてあげられる…。」

仕事がしんどいのはわかりますが、恩着せがましい言動に唖然としてしまいました。

ほめて欲しいんだろうな。頑張ってるね。って言ってほしいんだろうな。と感じ、自分的にはメールなどで頑張って!と励ましてるつもりなんですが。

そんなメールにも「仕事ぼちぼち頑張ってます。」という内容。少々自己中だな..。と感じてしまいます。

現在は私も働いて、仕事の最終調整しながら、引っ越しの準備・結婚式の招待状など、こなしています。

旦那だけが大変というわけではないんですが。

もちろん、こちらが頑張っているのも認めてくれて「ありがとう」と言ってくれるのですが、その恩着せがましい言い方が自分の中ではどうも引っかかって嫌なんです。

あまりにもまた「仕事頑張ってるから○○してあげられるでしょ。」みたいな発言が出たときに、恩着せがましい言い方は辞めて欲しい。

 

恩着せがましい彼氏の場合

ある彼女の証言です。

喧嘩したときに今までしてあげたことを箇条書きにしてメールしてくる彼。

こんなにもしているのに(旅行の計画、会いに来てくれている、ささやかなプレゼント・・)ちなみにお礼はしているし私だって旅行の計画などなどしているのに、なんでこんなことをいってくるのか正直ひいています。

楽しい思い出として残っている思い出も嫌な思い出とかわってしまいます。

今回だけでなくて、喧嘩したとき毎回で正直うんざりでどうしていいかわからないです。

 

恩着せがましい上司や先輩の場合

「こんなにしてあげてるのに!」が口癖で、お礼を言い忘れると、恩知らずが!ってなったり、とにかく見返りを求めてきます。

「いつも助けてやってるんだから私に感謝しなきゃダメだよ~!」

「どれだけ世話やかすんだよ~!まったく~、しょうがないなぁ~」
をよく口にしてます。

※私から手伝ってほしいとは頼んでません。作業のスピードは私の方が早いので、むしろ私の方が手伝うことが多いです。

○ 私の方が手伝っていることを棚にあげて、「いつも●●(私)の仕事手伝ってあげてるんだよ!」と、自分の家族や彼氏に言う。

○ 1回だけ、私のデスクに置いてあった空き缶を見て以来、「私が言わないと全然片付けないんだよ~!すっごい汚いんだよ!」と職場の仲間に言う。

○ 自分や家族が正しい、すごいと思っていて、私のやること成すこと端から全て否定する。

私が引っ越した(一人暮らし)とき、

「私に聞いてくれてたらいい不動産や紹介できたのに!」

「そこ立地悪くて不便でしょ!なんでそこにしたの~!?」

「うちの家族ほど、強者揃いの家はないんだから相談して!!」

「●●(私)はいつも運がついてないんだから心配になっちゃうよ~」

 

恩着せがましい人の特徴について

⇒ 見返りを求めてくる

恩着せがましい人は、自分が他人にしてあげた行為に対して必ず見返りを求めます。

例えば、「○○してあげたのだから~してくれて当然だろう」とか、

「こんなに○○してあげたのだからお返ししてくれるのが当たり前」のような発言をしたり、口に出さないまでも態度で表したりします。

つまり、誰かに何かをしてあげる場合、完全な「好意」からしてあげるのではなく、将来的な「見返り」を期待して行動するわけです。

ですから、相手が何も返さないことがわかるとしつこく見返りを要求したり、恩義を感じていないことを責めたりします。

 

⇒ 自信がない

「こうしてあげる」「こうしてあげた」「どう、よかったでしょう」などと、いちいち相手に恩を売ろうとする、恩着せがましい人たち。こうした人たちは、一見自信家のようにも見えますが、その真の姿は意外なものです。

恩着せがましい人は、本当は自分の行為や存在に自信が持てないので、他人から感謝され、認められることによって自分の存在と価値を認識しようとしているのです。

人生の中で、人から認められたり、褒められたりした経験があまりなかったことで、自分に自信が持てなくなっているのです。

自分から相手に何かをしてあげて、そのことに感謝してもらおうとするのです。相手から感謝されることによって、自分の行為と存在に自信が持てるようになるのです。

 

⇒ 自分の話しかしない

自分の話しかしないことは恩着せがましい人です。基本的に他の人に対して無関心な人が多いです。

自己愛が強い人が多いので、自分以外に興味がなく話を聞こうとしません。

他の人を知るよりも、自分のことをどれだけ知ってもらうかに充填を置いています。

とにかく自分という人間を自慢し、他者より優れていることを強調してきます。

自分の話ばかりすることで周囲からの評価を高くしようとしています。

聞き手に対し興味があるように近づいてきますが、それは自分の話をしたいからです。

自分の話をすることでとにかく称賛されたいのです。

称賛されることでどれだけ優れているかを実感することを目的にしています。

 

⇒ 厚かましい

恩着せがましい人は、相手の気持ちを理解し思いやるということが苦手な人です。

また、自分の都合のいいことばかりを覚えていて、自らの考えを相手に押し付けようとする傾向のある「自己愛性人格障害」の持ち主です。

周りの人が自分のために動いてくれるのは当たり前と考えていて、他人が自分にしてくれたことはすぐに忘れてしまうのですが、その一方で、自分が他人にしてあげたことはほとんど忘れません。

そして、恩着せがましくしながら、それがさも当然であるかのように、相手が自分の思う通りに動くよう要求してきます。

相手に感謝はしなくても、自分が感謝され、お返しをされないことなどありえないという、自己中心的で厚かましい性格の持ち主なのです。

 

⇒ 上から目線で接してくる

自分のために何かをしてくれた人に対しては、普通感謝の気持ちとともに、申し訳なさが生まれるものです。

立場としては、「してくれた人」が上で、「してもらった人」が下にならざるを得ません。

恩着せがましい人は、そのことをよくわかっているのです。

人に対して何かをしてあげたことで、自分が相手より上の立場にいるのだと考えることになります。

また、恩着せがましい人は、相手がしてくれたことはすぐに忘れて、自分が相手にこれだけのことをしてあげたという気持ちだけが強くなっていき、上から目線の言動をとっていくようになります。

相手が自分にお返しをするのは当然だとも考えていますので、恩を売ってあげた人が自分の思う通りに動いてくれないと、ますます上から目線になっていくことになります。

 

⇒ 評判を高めることで自信を持ちたい

感謝されたい、褒められたいという理由に近いものとして、自分の評価、評判を高めたいというものがあります。

恩着せがましい人は、自信がないために、自分の評判や評価を高めたいという心理が強く働くことになります。

自分の評判が高まることで、自信を持つことができるので、自身の評判を高めることに人一倍一生懸命となります。

そういう心理があるので、他人にしてあげたことを何度も、そしていつまでも言うことになります。

自分がしてあげたことでどれだけ助かったのかを、その相手に繰り返し言い、自分の「善行」を評価してもらおうとするのです。

そうすることで、自分がいい人だという評判を周りから得られると思っているのです。

 

⇒ 相手からの見返りを求めたいから

恩着せがましい人は、自分が人に何かをしてあげた時に、その相手が自分にお返しをしてくれるのが当り前だと考えています。

同様のお返しか、それ以上のお返しを期待しています。

「こうしてあげたよね」「ああしてあげたよね」と言いながら、あなたが自分に何かお返しをしてくれることを期待しているのです。

決して心から思って、無償でしてくれたというわけではありません。

もともとお返し、見返りを期待してやっていただけなのです。

もしお返しをしなかったなら、不機嫌となり、ますます恩着せがましい言動を繰り返すことになるかもしれません。

恩着せがましい人が、人のために何かをしてあげるのは相手からの見返りを求めてやっているにすぎないのです。

 

⇒ 恩を売って相手を支配したい

恩着せがましい人は恩を売る事で相手を支配したいと考えています。

恩を売って自分が主導権を握る事で相手を支配し、自分の意のままに動かせると思っています。

このタイプの人は、自分が一番にならないと機嫌が悪くなってしまいます。

そしてこのタイプの人は恩着せがましい人の中でも特に威圧的です。

相手を支配したい、自分の思い通りにならないと気がすまないという態度が顔や言葉によく出ています。

ですので、言葉や態度、もしくは直感で「この人、ちょっと怖いかも」と思ったらすぐにその人から逃げるようにしましょう。

そしてあまり近づかないようにする事がこのタイプの恩着せがましい人への一番の対処法です。

気が弱い人は特に注意しましょう。

気が弱く、自分に自信が無い人はこのタイプの恩着せがましい人が一番恩を売り支配できると思っているからです。

気が弱い人で恩着せがましいに逆らえないという人はとても多いです。

ですが、このままでは相手に支配されたままになってしまいます。

そうなるとたった一度しか無い人生の大事な時間を恐怖に支配されたまますごす事になってしまいます。

 

まとめ

恩着せがましい行動や言葉は意外にやっていると思います。

完全になくすことはできないのですが、気づいていないうちに、やりすぎていたなんて事にならないようにしたいものですね。

振り返ると、あなたは恩着せがましい派ですか?