不況になると守りに入る、守りに入るとますます不況になる・・・
悩んでいる人間には、先が見えない。
先が見えないから悩む。
そこで、守りに入る。
ところが、守りに入ると、ますます発展がなくなってくるものだ。
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ある経営者の『ビジネスチャンス』について
『リスクのないチャンスはない』
中国で天安門事件があったとき、日本企業は中国に対して腰がひけた。
中国は、これからどうなるかわからない。
今、中国に進出したら危ない、と思ったわけだ。
しかしそのとき、彼は、逆に中国へ進出して大成功をした。
リスクが大きいほど、チャンスも大きい。
みんなが中国への進出をやめたときに進出すれば、中国のマーケットをいち早く開拓し、独占できる。
成功したときの利益は大きい、と読んだわけだ。
経営者の彼はこういう。
『バブルの時期には、みんな、ずっとバブルが続くと思っている。しかし、いつか必ず終わるのだ。そして、不況になると、今度は、ずっと不況が続くと思っている。これもいつかは必ず終わるのだ。だから私は、不況のときに投資をする』
聞いてみれば、確かになるほどと思う。
『リスクなしでチャンスがほしい』人は成功しない
今までの歴史をみても、世の中の流れは発展するときもあれば、縮小するときもある。
しかし、実際に不況のときに、思いきった投資ができる勇気が普通はない。
それをできる人間が成功するのだろう。
リスクを避けるなら、チャンスもない。
あなたの悩みも
『リスクなしでチャンスがほしい』
という勝手な願いが原因ではないだろうか。
もし、リスクがいやなら、チャンスが来ないことにも甘んじたほうがいい。
本当にチャンスをつかみたいなら、リスクを背負う勇気を持とう。
また、”いつまでもこの厳しい状況が続く”ような気がして必要以上に暗くなるのは、もうやめよう。
苦しい状況は、いつか必ず終わる。
いつか状況は変化する。
それは信じていていい。
だから、苦しいときこそ、守りに入らず、思いきった投資をしてみよう。
失敗したっていい。
失敗のない成功はない。
何回かの失敗が、次の大きな成功につながるのである。