栄養価が高いビタミンなど豊富には入っている野菜の食べ物に異変が起こっている?

バランスよく毎日しっかり食べる野菜は健康的で食卓には欠かせない食べ物です。

特に鉄分やミネラル、ビタミン類は豊富ということで健康的に食べていると思います。

ヘルシーでダイエットとしても好まれています。

しかし、最近というより昔の栄養価と今現在の栄養価を比較すると、とんでもない結果が現れてしまったんです。

 

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普段の栄養価の食べ物の野菜はフルーツ化が原因

野菜の栄養価が昔と比べてかなり激減しているのです。

栄養価が低下している理由のひとつは品種改良が原因ということです。

野菜に含まれる抗酸化成分は味が苦いほど豊富。

現在のようにフルーツ化しているトマトやニンジンには抗酸化成分が乏しいと考えられます。

紫外線や害虫から身を守るために植物が作り出す色素や苦みには強力な抗酸化成分が含まれている。

味覚センサーの測定では「桃太郎」という品種のトマトとそれ以前のトマトでは、前者は甘みが高く、苦みや酸味が低いことが分かった。

人参(にんじん)のビタミンA含有量は60年前の収穫された野菜の栄養価と現在の栄養価をくらべるとかなり激減し6分の1まで低下してしまっている。

 

食品の成分表のデータはあくまで目安

1950年から始まった文部科学省による「日本食品標準成分表」。

このうち、野菜や果物は年に一度、旬の時期に入手して栄養価を測定しているそうです。

でも実際のところ、収穫された場所や季節によって栄養価はかなり異なります。

旬の時期に測定した成分表の数値をピークとすると、それ以外の時期では栄養価が下回っている可能性もある。

数値は目安。

野菜から常に最大限の栄養が摂れるわけではないのです。

 

ミネラルを阻害する水銀が排出は日本にも影響

地球上の土壌には数多くの金属が含まれている。

このうち、健康づくりに欠かせないミネラルの働きを阻害する有害金属のひとつが水銀なのです。

世界のエリアごとに見てみると、中国や日本などのアジア圏の土壌に地球上の約半分の水銀が存在している。

土壌や海水中の水銀を知らずにカラダに取り入れている日本人。

そのミネラルバランスは危ういのです。

狭いエリアでダントツの水銀排出量は、日本、韓国、中国を含む東アジア圏で世界の水銀の約半分が排出されている。

人為的な水銀排出が止まらない。

近年、国連の環境計画(UNEP)が水銀汚染に関する活動を開始している。

その理由は水銀の排出量が世界レベルで増えているから。

「もともと日本は火山国で海に囲まれているので、環境中に水銀が多く存在します。さらにアジア地域は人為的な水銀排出量が多いことで、 世界レベルの問題になっているんです」

そのうえ、農薬を使っているので、さらにミネラルが吸収されにくい土壌に。

野菜自体のミネラルバランスも危ういのだとか。

 

ヒトはビタミンCが作れない珍しい生き物だった

ヒトが多くの食材を食べなきゃならない理由は、カラダに必要な栄養素を作り出せないから苦労して自前で作るより、手っ取り早「食べる」という手段を選んだのだ。

多くの生物は栄養を自分で作れません。

ヒトや猿、モルモットや一部のコウモリはそのビタミンCさえ作れない特殊な生き物なんです。