3食あわせて「ご飯1杯分控えてみる」

まずは、老化を早める「糖質」の摂取を制限することである。

 

ご飯やパン、パスタなど糖質の多い「主食」を控え、代わりに肉や魚など栄養のある食材を、野菜といっしょに食べるというイメージだ。

肥満の根本原因である糖質を制限することで、内臓脂肪の蓄積を抑え、エネルギー源として体脂肪を燃やすことで、みるみるやせる素晴らしい食事療法である。

糖質を1食20g、1日3食で60gに制限する。

1食20gと言われてもピンとこないかもしれないが、たとえば、白米ご飯の場合茶碗1杯で糖質量は55·1gである。

 

ならば、1日にご飯1杯しか食べられないのかと思うが、じつはそうではない。

制限するのは、あくまで糖質の多い主食だけ。

それ以外は、お腹いっばい食べてもいいのだ。

 

たとえば、つけ合わせの野菜を加えた肉100gの和風ハンバーグだと、糖質は28gしかない。

また、肉50gに豆腐50gを加え、野菜をタップリ入れたすき焼きも、糖質は14.8g。

もつ鍋に至っては7.8gしかないのだ。

 

糖質制限では、これらすべてが食べてもいいのである。

カロリー摂取を制限するダイエット法と比べれば、驚くほど制限は少ないと思わないだろうか。

 

とにかく、あれこれ言わず、糖質制限を短期間、徹底して実践しようと考え、もし、思うような結果が出なかったら、やめればいいだけの話だ。

そう考えて私も始めてみたが、結果は想像以上のものだったこんなに簡単にやせられて、しかも健康になっていいのか?

 

私自身、そう思ってしまうほど、劇的な効果が現れたのだ

3週間で20キロの減量に成功し、大学時代と変わらぬスリムな体型を手に入れることができた。

しかも、薬を飲まずに、血糖値を基準値内に下げることができたのである。

 

私は自分自身で健康状態を管理できるようになった。

これをキッチリ実行すれば、早い人で10日間、遅い人でも2週間でやせはじめ1日で1~2キロ減る日も珍しくない。

その結果、10キロ減はザラで、20キロ、30キロという大型減量も可能になる。