細菌の繁殖を防ぐ納豆のカ
納豆は、ビタミンB2が生の大豆のときの5~6倍あります。
醗酵して強力な納豆菌となり、雑菌の繁殖を防ぎます。
納豆を常食していると疲れにくく、肌がきれいになり、頭脳の回転も良くなります。
蛋白質も良質で、肝臓の働きを助け、解毒もします。
しかも大変消化が良いので胃腸の負担も軽く、腸内の有効細菌を繁殖させ、大腸菌やO-157などの菌にも負けずに阻止します。
脳の働きも助けるため、頭脳労働者、高齢者、子どもなどに、おあつらえむきの食品です。
さらに、必須アミノ酸がたっぷりあるのが、発酵食品である納豆の特性です。
納豆はたくさん繁殖している微生物の構成成分なのです。
アルカリ性で浄血作用も盛んで、毒素や老廃物を出す働きも大きいと言えます。
健脳食、スタミナ食として納豆を大いに食べてほしいものです。
ことに夏の暑いときは、バイ菌も繁殖しやすくお腹もこわしやすいときです。
納豆菌の強力さが、これらの細菌繁殖を防ぐのです。
このように細菌の働きを健全化し、異常発酵を消し、毒素の発生を防ぐので血液はきれいになっていきます。
岡山大学と宮崎医科大学のメンバーが、納豆の中に、脳卒中や心筋梗塞などの原因になる血液中の血栓をとかす酵素が多量に含まれていることをつきとめた、と発表しました。
それによると、血栓治療薬は、人間の尿からつくるウロキナーゼが使われているが、1回の投与が数十万円もかかるのだそうです。
しかも、静脈注射しても三分間で分解され、外に出てしまうなどの欠点がある。
その点、納豆の酵素は自然で、ウロキナーゼより強いことがわかり、そこからこの酵素をナットキナーゼと命名した、と言います。
納豆を大いに食べることです。