相手がどう思うかを気にせず、自分の思いを伝える

 

・会議の席で、自分の意見をはっきり言えない。

・好きな人の前に出ると、何も言えなくなる。

・疑問に思っている点があるが、「わかりました」と言ってしまう。

・反論したいが、黙ったままでいる。

ここに挙げたように、恥ずかしがり屋で、自分の気持ちを相手にはっきり伝えることができない人がいます。

 

このような性格の人は、ある意味「動じやすい心」の持ち主とも言えるのではないでしょうか。

言いかえれば、繊細なところがあるのです。

「自分が思っていることをはっきり言ったら、相手はどう反応するだろうか」ということが気になります。

 

「くだらないことを言っていると、バカにされるのではないか」

「誰も自分の意見を相手にしてくれず、恥ずかしい思いをするのではないか」

「強く言い返されて、悔しい思いをすることになるのではないか」

そのようなネガティブな思いが頭を駆けめぐり、心が動揺して、何も言えなくなってしまうのでしょう。

 

自分の考え、自分の意見をはっきり言えるようになるためにも、大切なのは「動じない心」を持つことです。

そのためには「自分の意見について相手がどう思うか」を、あまり気にしないように心がけることです。

大切なのは、「相手がどう思うか」ではありません。

自分が、「はっきりと自分の思いを伝えられるか」が重要なのです。

 

自分が述べたことを相手がどう受け取るかは、相手が決めることです。

こちらであれこれ想像しても、しょうがありません。

「自分の意見をはっきり言う」ことだけに集中しましょう。

そうすれば、心が動じることもなくなります。