にんにくには、臭い成分が免疫力と疲労回復を上げてくれるメリットがあります!
昔から働く男たちに大活躍をもたらしたにんにく。
その由来は、古代エジプトのピラミッド建造に重労働の作業者が長く体を動かすために栄養補給として活用された食材でもあります。
それが、「にんにく」です。
今でもにんにくは、スタミナ源として親しまれています。
臭い成分の硫黄化合物アリシンには、代謝の賦活(ふかつ)作用(機能を活発化させる働き)があります。
この作用が、免疫力強化、疲労回復に効果を発揮するのです。
また、豊富なカリウム、ビタミンB群もミネラルバランスを改善して代謝を向上させます。
アリシンには強い酸化作用があります。
胃弱の人は胃の粘膜が傷ついたり下痢を起こしたりします。
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にんにくが体にいいからと言って食べ過ぎないように!
1日2片以内にして、食べすぎないように注意しましょう。
にんにくを切ったり潰したりすると、酵素の働きでアリシンが増えます。
みそ漬け、焼酎漬けのように、丸ごと調理すれば臭いも抑えられます。
にんにくには抗がん作用や中年男性に多い病気に効果があります
それによると、キャベツ、にんじん、大豆、生姜、セロリなどとともに、にんにくはガン予防食材のトップに挙げられています。
抗ガン作用が注目されている、にんにくを年間1 .5キロ食べるグループと0.1キロ以下のグループを比較すると、胃ガンの発症率が前者で半分以下だったとの研究結果も出ています。
これはにんにくの胃粘膜への抗菌作用や、代謝異常による発ガンの防止作用と考えられています。
ほかにも高血圧の降圧作用、血栓防止、LDLコレステロールや中性脂肪を減らすといった効用がわかっています。
にんにくの語源は仏教用語の「忍辱(にんにく)」で、修行僧が荒行に耐える体力養成に、にんにくや野蒜(のびる)を食べていたことから出た言葉と伝えられているようです。