「もう少しでできる」と踏ん張ろう。

若い頃に抱いた願望が、40代になっても、50代になっても叶わないことがあります。

しかし、そこであきらめずコツコツと地道な努力を続けていれば、50代になって叶う場合があるのです。

それが人生の面白いところでもあります。

ですから、「もう50代か。もうダメだ。しょせんは、できもしない願望を抱いていたのだ」などと投げ出すことはありません。

 

大切なことは、もう少し努力を続けてみることです。

若い頃からの願望が叶う瞬間は、実は、目の前に迫っているかもしれないのです。

「いつも夜明け前が一番暗い」ということわざがあります。

「もう少しで東の空から太陽が昇ってくる」という夜明け前の時間帯が夜のうちでも一番暗い時だ、という意味です。

この言葉の「夜明け」は、「願望が叶う時」と言い換えられます。

つまり、「願望が叶う直前が、もっとも心が暗くなるものだ。苦しくつらいものだ」ということです。

「あと少しなのだから、あきらめず、もう一踏ん張りすることが大切だ」という意味のことを言っているのです。

もし、苦しくてどうしようもない気持ちになった時は、願望が叶って喜んでいる自分自身の姿を想像してみるのがいいと思います。

そうすると、心に勇気が生まれます。