昔やりたかったことができなかったこと、今できるために「素晴らしい過去」を思い出す。
「50年、生きてきたが、いいことなんて何一つなかった」と、暗い顔をして言う人がいます。
確かに、人生には、苦しいことゃつらいことがたくさんあります。
しかし、どのような人生でも、苦しいことやつらいことと同じくらい、楽しいことやいいことがあったはずです。
にもかかわらず、「いいことなんてなか った」と言う人間は、いいことがあったことを忘れてしまっているのでしょう。
そんな場合に大切なことが、二つあります。
一つは、過去に、いいことがたくさんあったと思い出すことです。
もう一つは、そのいい思い出をエネルギーにして、これからの人生に希望や願望を持つことです。
「こんなことにチャレンジしてみたい」「こんな後半生を迎えたい」という希望や願望を持つことが大切なのです。
希望や願望を持つことで心が明るくなれば、過去のイヤな思い出に心を引きずられることがなくなります。
そして、これからの人生を前向きに生きていけるようになるのです。
あまり大きなことを考える必要はありません。
小さなことでいいのです。
仕事でも趣味でもいいのです。
「実現できれば楽しい」というものを見つけ出し、それを希望や願望にして生きていくことが大事です。