栄養のバランスより、「食べ過ぎ」に要注意
いい人生を送るための、もっとも大切なことのひとつは、バランスのいい食事である。
その意味では肉食に偏ったアメリカに比べれば、日本人の食事は優れている。
肉、魚、卵、野菜、豆類とバランスよく並ぶのが日本の家庭の食卓だ。
居酒屋のッマミのメニューなどを見ても、あんがいバランスよく食べ物がそろっているものだ。
加えて、いまの健康ブームである。
日頃から、健康的な食事に気を使っている人も多いだろう。
ところが、そうはいいながら食生活からくると思われる病気にかかる人も急増中である。
その理由は、おもに「食べ過ぎ」だ。
肥満、糖尿病、高血圧。肥満は、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなる。
栄養のバランスを考えた食事をしていても、過食によってプクブク太ってしまったのでは元も子もない。
百歳まで生きた長寿の人たちに、六十歳以降の食生活で気をつけたことは何かという調査を行ったところ、栄養的なバランスよりもむしろ、「食べ過ぎに気をつけた」「腹八分目の食事を心がけた」と答えた人が多かったそうである。
80歳の年齢を超えてもなお健康を維持している人もいる。
その秘訣は、腹六分目でいいといっている。
朝は野菜ジュース、昼は牛乳とビスケット、ちゃんとした食事を摂るのは夕食のときだけだそうだ。
腹六分目の食事でもいまだ、ハードハードスケジュールな仕事をこなしてゆくだけのエネルギーは十分に補給できる。
それ以上食べれば過食ということであるが、二十代の頃から過食をしなければとんど体重が変わらないのだそうだ。
自分の年齢と、一日当たりの消費エネルギーを考えながら、適正な量の食事を食べる。
これも大切なバランス感覚といえそうだ。
年齢とともに失われる体内酵素を補助してくれる。
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日頃、飲み会や外食が多い人にはおすすめです。
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