緑茶を飲む人、飲まない人のでは胃ガン発生率に差がある?!
緑茶でうがいをすることで最近、広く知られるようになったインフルエンザやかぜの予防法です。
みなさんもご存知の通り、これは緑茶独特の渋みを出す、カテキンの効果によるものです。
ポリフェノールの一種であるカテキンには、抗酸化作用のほかに、食中毒を引起こす悪玉菌の撃退におおいに効果があります。
すしに「あがり(濃い煎茶)」つきものなのはこうした理由からです。
抗ウイルス作用もあることから、静岡県立大学ではインフルエンザ予防に緑茶のうがいをすすめています。
静岡県立大学の調査によると、茶の産地で緑茶をよく飲む習慣がある地域の住民のピロリ菌陽性率が低く、胃ガンの発生率は全国平均の半分であったことが明らかになっています。
しかし、同じ静岡県内でも、茶の産地ではなく駿河湾に面した漁業の盛んな地域の胃ガン発生率は全国平均の1.5倍も、あったと報告されています。
同一県内でも、3倍もの差あります。
茶の産地では、茶葉を頻繁に取り替え、緑茶を飲む回数も多いことがわかっています。
緑茶には、ビタミンCが豊富です。
カテキンもビタミンCも、一煎(いっせん)めで約6割も抽出されます。
埼玉県秩父地方には「朝のお茶は難逃れ」のいい伝えがあり、どの家庭でも朝に緑茶を飲んだり客に振る舞う風習が残っています。
ほかの地方にも、「朝茶は三里帰っても飲め」といった俗諺(ぞくげん)もあります。
水分は代謝に不可欠で、成人では1日2リットル前後の出し入れが必要です。
心不全や腎障害でもないかぎり、1リットル以上の水分を摂ったほうがよいでしょう。
これは緑茶6杯分に相当します。
水分を十分に摂ると尿量が増えて薄めの尿がたくさん出ますから、腎臓結石や胱炎など尿路系の病気を遠ざけることになります。
煎じて1時間以上経った出がらし茶は、含まれているアミノ酸などのたんぱく成分が変性するので飲まないほうが無難です。
「宵越しの茶は飲むな」のたとえどおりです。
同じ茶類の紅茶、あるいはコーヒー、ココア類をたしなむ国々では胃ガンにかかる人が極端に少ないことがわかっています。
これらが、ピロリ菌抑制などに役立つ健胃剤となっているからでしょう。
緑茶の成分はカテキン以外にも糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、カフェインが豊富で、動脈硬化を防いだり高血圧を予防したりする効果を発揮します。
クロロフィルやフッ素も含み、ガンや虫歯予防に役立ちます。
最近、注目されているテアニンというアミノ酸に、精神の安定をもたらす働きがあることがわかりました。
まさしく、「お茶は万能薬」なのです。
40歳をすぎた体は、活性酸素が発生しやすい体内環境に変わります。
この活性酸素への対処が大きな課題です。
うその日に出た体内のごみは、その日のうちに掃除する。これが活性酸素対処の鉄則です。
40歳からの体に効く食材
最高の食べ合わせは、梅干
「緑茶」のすごい効能
●抗ガン作用
●抗菌·抗ウイルス作用
●食中毒を防ぐ