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たんぱく質の摂り過ぎのリスク!『肥満の原因』
食べたタンパク質は、さまざまな過程を経てアミノ酸に分解、吸収され、全身の細胞内へと運ばれて筋肉や臓器などの新陳代謝や酵素、ホルモンの材料となる。
しかし、だからといって「じゃあ、タンパク質をたくさん摂れば摂るほど筋肉が増えていくんでしょ?」と都合よくはいかない。
必要摂取量を超えるとアミノ酸の一部は脂肪として合成され、体内に貯蔵されてしまう。
それが運動などで使われなければ、当然のことながら肥満につながる。
また、肉類の過剰摂取は同時に大量の脂肪を摂取してしまう可能性が高いこともお忘れなく。
特に脂身の多い肉は高カロリーかつ肉の旨味も強いので、つい大量に食べてしまいがち。
筋肉をつけようとタンパク質を摂ることで、逆に脂肪だらけのカラダを作ることにならないよう十分注意しよう。
たんぱく質の摂り過ぎのリスク!『尿管結石の原因』
タンパク質と尿路結石に何の関係が?と思う人もいると思うが、これには摂取したタンパク質の代謝作用が関わってくる。
動物性タンパク質には硫黄が多い含硫アミノ酸が多く含まれている。
その含硫アミノ酸を肝臓が分解しようとすると、リン酸塩ゃ硫酸塩といった物質が発生する。
これらの存在がクセ者で、腎臓でのカルシウムの再吸収を阻害するなどして膀胱内でホウレンソウやコーヒーなどに含まれるシュウ酸とカルシウムの結晶化を促し,結果として尿路結石の発生リスクを増やしてしまうのだ。
尿路結石の痛さは半端ない。
普段からコーヒーがぶ飲み&肉食中心の人はぜひ食生活の見直しを。
たんぱく質の摂り過ぎのリスク!『腸内環境の乱れで便秘や下痢の原因』
特に肉類などで動物性タンパク質を過剰に摂ると、大腸菌などが増えて腸内環境の悪化を招いてしまう危険性がある。
それが便秘を引き起こすか下痢になるかは個々の体質によるが、いずれにせよ腸にとって良いことではないし、便が不安定な状態が続くと各種の痔を引き起こしてしまう。
焼き肉など肉を大量に食べた翌日にお腹の調子が悪くなるケースは多いと思うが、そんな場合は乳酸菌を摂ってお腹を休めるのが鉄則。
大人だけじゃなく子供も注意したいタンパク質の過剰摂取
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最近小·中学生のスポーツで昔は2~3時間集中して練習ができたのに、今は1時間半程度で集中力が切れてしまう子が多いとの声をよく聞くという。
実はそれもタンパク質の過剰摂取が原因もあるとのことです。
多くの親御さんがタンパク質を摂るほど強いカラダ’になれる、という間違った認識を持っていることで、子供のうちから肉中心の食生活になっている傾向が窺えます。
成長期に偏った食生活を送ることには反対です。
この時期こそタンパク質と炭水化物、ビタミン、ミネラルのバランスを意識しましょう。