キャベツは、古代から今に伝わる万能な食材で、野菜でもっとも人々が味わっています。

昔の人々は、キャベツを万能薬として盛んに用いていました。

キャベツはにんにくと並んでガン抑制効果食材の第1位に挙げられています。

キャベツはブロッコリーやカリフラワー、ケール、ルッコラそして大根と同じアブラナ科の野菜。

色、形状が似ているレタスはサラダ菜と同じ仲間でキク科です。

甘藍(かんらん)という別名を持つキャベツは甘味成分(糖質)が豊富で、含まれる栄養素は、食物繊維に葉酸、ビタミンC、K、Uと特徴的です。

 

納豆にも多く含まれるビタミンKは出血の際に血液を固めて止血する作用があり、骨の健康維持にも欠かせないビタミンです。

葉酸はビタミンB群の一種で、血液の健康に重要な役割を果たします。

特筆すべき成分は、一般にはキャベジンの名称で知られるビタミンU。

ビタミンと名称がついていますが、じつはアミノ酸の一種でビタミンと同じような重要な働きをするビタミン様物質です。

胃や十二指腸の潰瘍の修復を行なったり、その予防に威力を発揮したりします。

古来、ヨーロッパでは胃潰瘍や胃弱者にキャベツのしぼり汁を飲ませて治療する民間療法があります。

ビタミンUの発見は、この民間療法から生まれています。

キャベツは新鮮野菜の代表で、1年を通じて大量に生産されています。

日常食にはもってこいの健康食材なのです。

生だけでなく、ロールキャベツやザワークラウト(ドイツ料理の酢漬けキャベツ)など温野菜料理としても食べやすく、広く親しまれています。

 

キャベツの栄養成分と効能

胃腸に優しい野菜。

生でも温めても栄養抜群!

【主な栄養分】

食物繊維

葉酸

ビタミンC、K、U

【キャベツの効能】

●血液をサラサラにする

●老化を防ぐ

●胃腸を強くする