その飲み物、その食べ物は、本当に疲れに効くのか
「疲れた…。身体がだるい。重い …」
「最近、バテ気味でやる気が起こらない …」
そういうとき、
「栄養ドリンクでも飲もうかな」
「今夜はレバニラ妙めか、ニンニクがたっぷり入った焼肉定食を食べよう」
こう考える人が少なくありません。
ちょっと、懐(ふところ)に余裕があるときは、
「よし、今夜は奮発して、特上のうな重(カツ井)を食べよう」
という方もいるかもしれません。
では、あなたにお尋ねします。
そういったモノを飲んだり食べたりして、本当に疲れや身体のだるさがとれましたか?
身体のだるさ、重さといったものがとれ、心身ともに爽快になりましたか?
「ウーン..…。どうかなあ …。疲れがとれたような、とれないような …」というのが本音ではないでしょうか。
実は「疲労回復に効く」と考え、私たちが口にしているモノの中には、案外、そうでないモノが多いのです。
仮に「疲れがとれた」と思えても、それはあくまで疲労感。
疲れそのものがとれたかどうかははなはだ疑問のモノもあります。
第一、「疲れた」「身体がだるい。重い」と感じるたびに、いつもそういうモノを口にしていたらどうなるでしょうか。
栄養ドリンクや井物はえてして高カロリー。
うな重(ウナギ)に至っては高コレステロールの王様。
ということは、疲れをとるはずのものが、食べ過ぎればメタボリック症候群などの生活習慣病につながる可能性が出てきます。
疲れをとるために口にした食べ物のせいで病気になってしまうなんて、こんなにバカらしいことはありません。
だとしたら、これを機に、「これは本当に疲れに効くのか」を吟味しながら、食生活全体の見直しを図ってみてはどうでしょう。
そのための基本は、何といってもバランスよく栄養をとること。
この一点に尽きます。
栄養をバランスよくとれば、体内の代謝機能が活発になり、細胞も活性化。
活性酸素にも強くなります。
そこで、そのことを述べる前に、私たちが「これが疲れに効く」と思って食べているモノが、本当に有効であるのかどうかを検証してみたいと思います。