声を出して、小の雑念を払う
気持ちが乱れてどうしようもなくなったり、イライラが溜まって爆発しそうになったときは、「声を出す」ことで乱れた気持ちを静めることができます。
できれば、ふだんから「元気のいい、明るい声を出す」ことを習慣にして、心が乱れたり、いら立ったりする以前に「気持ちを落ち着ける」「気持ちを静める」よう心がけておくのがいいと思います。
・朝、元気よく明るい声で「おはよう」とあいさつする
・人と話をするときには、はつらつとした、元気のいい声で話す。
・カラオケや合唱などで歌を歌うことを趣味とする。
・本を読むときには、黙読ではなく、できるだけ音読するようにする。
・お経を読む習慣を持つ。詩を朗読してみる。
ふだんから、このように「声を出す」習慣を身につけておけば、多少ストレスが溜まるような経験をしても、心を乱すことがなくなるでしょう。
「動じない心」で、何事にも冷静に、前向きに対処できるようになるのではないでしょうか。
「声を出す」ことは、脳を活性化するとも言われています。
ですから朝、元気のいい声を出せば、目覚めがよくなります。
また、声を出す機会をたくさん作れば、いつまでも若々しい考え方、発想ができるようになるでしょう。
ただし、もちろん「怒鳴り声J「泣き声」「がむしゃらに大声を出す」という行為は、逆効果になってしまいます。
元気で、ほがらかで、明るい声を出すことが、いい影響をもたらしてくれます。
元気な声は、自分の心を元気にしてくれます。
ほがらかで、明るい声は、自分の心をほがらかで、明るくしてくれます。
元気いっぱいの声は、自分のみならず、周りの人たちにもいい影響を与えることでしょう。