朝起きてトイレへ向かうのは誰でも習慣になっています。
前日飲みすぎれば、大量のおしっこが排出されます。
そこで気になるのがおしっこの色。
朝のおしっこの色が真っ黄色の場合、体調的、健康面では大丈夫なのでしょうか?
尿が黄色いのは胆汁に含まれて運ばれてくるビリルビンという尿中色素のためです。
朝に真っ黄色になるのは、まったくもって健康に問題はありません。
睡眠中には、コップ1杯分、約180ccの汗をかく。
さらに眠っている間は水分を補給できないから、尿中色素が濃縮されて尿の色が濃くなるのです。
尿の色については、さまざま言われている。
たとえば、いつも濃くなっていたら肝臓を疑えとか、ほとんど無色の人は糖尿だ、など。
しかし、実際は尿の色で体調をはっきりと推し量ることはできないのです。
ただひとつの場合を除いては。
それが赤い尿です。
赤い色は血液の細胞が尿に混じっているという証拠(女性の場合は月経も考えられる)。
こういう場合は、すぐに医師に相談をおすすめする。
次の日に血尿が止まったので放置してしまうというケースも多いようですが、それは良くないとうことです。
尿が作られて排泄されるまでの、腎臓、尿管、膀胱、尿道のどれかが疾患にかかっている場合が疑われます。
実際、私の会社の人も血尿があり、膀胱ガンが見つかったとの報告があります。
早期発見が望ましいのですが、放置するほど悪化していくのは目に見えています。
放置せず、自分の見解で判断せず、専門の医師に診てもらいましょう。