すばらしい椎茸の効能に注目!
免疫力アップにつながる成分が病原菌を退治する
風邪、インフルエンザ、などの外的から体内に進入する病原菌や体内で起こる癌(がん)など日常起こりえる病原菌を免疫力で予防する食べ物として、椎茸は近年とても注目を浴びています。
椎茸から得られるレンチナンには、小腸粘膜のリンパ組織パイエル板を刺激し、白血球の一種のマクロファージや T型リンパ球(T細胞)を増殖させて体の抵抗力を強める働きがあります。
免疫増強剤や、抗ガン剤の材料に使われています。
マクロファージ、T型リンパ球は、ガン細胞を攻撃します。
きのこ類には、骨粗鬆症や動脈硬化の予防効果もあります。
やはり椎茸がその代表格です。
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椎茸にはカルシウムを吸収するためのビタミンDが豊富
椎茸は天日干しにすると、紫外線によってビタミンDが多量につくられます。
ビタミンDは、骨の主要成夯のカルシウムの腸管吸収を高め、血中のカルシウムを骨に運び込んで骨を丈夫にします。
ビタミンDには、D2とD3の2種類があります。
D2は干し椎茸などきのこ類に豊富で、D3は魚に多く含まれます。
じつは、ビタミンDは魚由来のD3で補うほうが効率的であることがわかっています。
しかし、男女を問わず魚離れが進んでいるため、きのこ類でビタミンDを積極的に補うことが望ましいでしょう。
また、おもに椎茸に含まれるエリタニデンという成分には、動脈硬化を引き起こす酸化LDLコレステロールやホモシステインという物質の生成を抑える働きがあります。
現代人は食物繊維が不足しています
きのこ類は食物繊維の固まりのような食材ですから、野菜などと併せて摂ることで、慢性的とも言える食物繊維不足の解消におおいに役立ちます。
また、数少ない低エネルギー食材で、幅広い効能があります。
椎茸は人生を壊す病の予防・改善に必須の栄養素を持った健康寿命を延ばす食材なのです。
きのこには、料理に欠かせないうま味成分があります
とりわけ、椎茸は昆布、鰹節と並ぶ出汁の基本で、日本人なら誰もが長年親しんできた味です。
うま味成分には、3種類があります。
昆布などから抽出されるグルタミン酸(ナトリウム)はいかや鰯にも含まれ、昔より日本で好まれてきた味です。
鰹節に含まれるイノシン酸(ナトリウム)は煮干しなど動物性食材特有のうま味成分。
椎茸やしめじ、松茸などきのこ類に含まれるのがグアニル酸(ナトリウム)です。
3つの成分が組み合わさると、相乗効果でうま味が格段に増します。
うま味成分は、すべてたんぱく質の原料となるアミノ酸です。
うま味は、たんぱく質の存在を知らせるシグナルであることが明らかにされつつあります。
椎茸のすばらしい効能のまとめ
【主な栄養素】
ビタミンD
エリタニデン
食物繊維
レンチナン
【効能】
●腸内環境を整え、便秘を解消
●コレステロールや脂肪の吸収を防ぐ
●血液中の総コレステロールの減少
●大腸ガンを防ぐ