1日が忙しい、朝から夜までみっちりやることが多く、睡眠時間も割いて寝る間もない人もいるとおもいます。
私も1日の睡眠時間は4時間。
睡眠時間が短時間でも、なぜか目覚めスッキリ!
忙しいビジネスマンや子育てに追われている主婦の中には、睡眠が十分にとれないという悩みを抱えている方も多いことでしょう。
そういう人は、「ああ、よく寝た」と思うことに抵抗を覚えるかもしれません。
「まだ寝足りない」と感じているのに、「よく寝た」と思えるはずがないというわけです。
しかし、それでもあえて「よく寝た」と思うようにしてみてください。
いえ、むしろ寝不足を感じているときこそ、「よく寝た」と思い込むことが重要なのです。
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自己暗示をかけることで活性化を促す
何やらうさん臭いと思う人もいるかもしれませんが、自己暗示の効果を馬鹿にすることはできません。
なぜなら、脳はじつに思い込みに作用されやすい器官だからです。
脳は、その人が思い込んだ方向に働こうとします。
「よく寝た」と思えば、脳は体全体に「よく寝た」というシグナルを送り、体の活性化をうながすのです。
逆に、「ああ、全然眠れなかった」「睡眠不足だ」と思ってしまうと、脳にマイナスの自己暗示をかけることになります。
いったん寝不足だと思い込んでしまうと、その思い込みを覆すのは困難です。
脳が、寝不足を取り戻すためのシグナルを全身に送ってしまうため、余計に眠くなってしまうわけです。
そうなると、一日中、体のだるさと気分がスッキリしないモヤモヤ感がつきまとうことになります。
当然、ドーパミンも分泌されませんから、疲れやすくなり、作業効率は落ちていきます。
単純なミスも多くなることでしょう。
「寝不足」という思いが、肉体的にも精神的にもあなたを支配してしまい、疲労感を倍増させていくのです。
睡眠は何時間とればいいという明確な定義はありません
睡眠時間が少ないと短命になりやすいという研究結果がありますが、その1方で睡眠時間が多すぎても寿命は短くなるというデータもあります。
「八時間寝れば十分で、六時間では少ない」などという科学的な根拠はないのです。
睡眠時間がどれだけ必要かについては何の根拠もないのですから、睡眠不足という状態は極めて主観的な思いということになります。
自分で適量と考えている睡眠時間も、「自分は八時間寝ないと調子が悪い」という人もいれば、「四時間も寝れば十分」という人もいて千差万別です。
さらに言えば、自分が考える睡眠の適量時間も不確かです。
八時間以下だから寝不足で八時間以上だから十分な睡眠だというのは、単なる思い込みにすぎません。
つまり「自分は十分に睡眠をとっている」と思えば睡眠は十分にたりており、「まだ寝たりないな」と思えば睡眠不足ということになります。
脳がどう思うか次第
そして脳がどう思うかは、自分でコントロールすることができるのです。
そのためにも、たとえ三時間しか睡眠時間がとれなくても「ああ、よく寝た」と思うことが重要になってくるのです。
毎朝、習慣のように「よく寝た」と思えば、やがて、目覚めた瞬間に、脳の睡眠中枢の働きが止まるようになります。
そうなれば、短時間の睡眠でも爽快な気分で1日のスタートをきることができるようになるのです。