どの職場においても絶対やってはいけないことってあるんです。
法律に関わる面、健康を害する面、ビジネスマナーの面、など分けても多くのマナーや秩序があります。
そこで、世間でももっとも多くの人がやっている、例を挙げてみました。
Contents
急な雨で他人のビニ傘を失敬した場合
天気予報が大外れで、退社時刻にまさかの大雨。職場にはもうほとんど人が残っていないが、傘立てにはたくさんのビニール傘。
こんな状況だと失敬したくなってしまうものだが。
「ビニール傘は十分に価値がある立派な財物。実際に起訴されることにはならないかもしれませんが、厳密に言えば刑法235条の窃盗罪に該当します。」
近くのコンビニに行くのにちょっと拝借した。
といった場合は、窃盗罪にあたらない可能性も。
「他人の財物を無断で一時的に使用することを使用窃盗といいます。一時使用の場合、権利者を排除して自ら所有者として振舞う不法領域の意思がなかったとみなされ窃盗罪にはないません。ただし、これが傘ではなくクルマやバイクの場合だと、価値が目減りすると見なされ窃盗罪になります。」
通勤中の電車のつり革を握った後にて手を洗わない
インフルエンザやウイルス性胃腸炎などの感染症の主な感染経路は、飛沫感染と接触感染。
飛沫感染とは、感染者の咳やくしゃみの飛沫に含まれる病原体を吸い込んでしまうことで起きる。
接触感染は、手を介して口や鼻から侵入するもので、電車のつり革、ドアノブ、エスカレーターのベルト、共有パソコンのキーボードなどは、その経路になるのです。
つり革やエスカレーターのベルトは抗菌仕様となっているものがありますが、限度があります。
混雑した電車やバスには多くの菌がいます。
手についたからって感染するものではありませんが、その手でおにぎりやお菓子を食べたり口を触ったりすれば、感染のリスクは高まります。
外出してオフィスに戻ったら必ず手を洗うこと。
徹底すれば、とても有効な感染予防になりますよ。
ずっと座りっぱなしで作業を続けるのは危険
ビジネスパーソンであれば、長時間のデスクワークに追われることがあるでしょう。
しかし、座りっぱなしで行う長時間のデスクワークは、百害の元です。
腰痛や肩こりはもちろんのこと、エコノミー症候群の名で知られる血栓症の原因にもなってしまいます。
心臓から下肢(カシ)に送られた血液は、ふくらはぎの筋収縮によって重力に逆らいながら静脈を通って心臓に戻される。
長時間座り続けていると、ふくらはぎのポンプ作用が働かず、滞った血液が血栓を作ってしまう。
その血栓が肺塞栓や脳梗塞という命に関わる病気につながります。
理想的には30分に一度は立ち上がて足踏みをしたり、オフィスの中を歩いたりしてほしいものです。
難しい場合は、周囲に迷惑にならない程度に貧乏ゆすりをして、ふくらはぎのポンプを動かしましょう。
ちょっとした調べもので他人のPCを無断で開ける行為
大至急確認しなければならない事案が発生したが、担当者が不在?!幸いにも担当者のパソコンがスリープしていなかったので、内部を検索して必要なファイルを見つけ出した!
一件落着かと思いきや、件の担当者が戻り「プライバシーの侵害ですよ」と詰め寄られる事態に・・・
会社支給のパソコンであれば、原則として問題はありません。
私物の場合にも業務上の必要性と緊急性が認められれば賠償問題とはならないでしょう。
その担当者にしかわからない案件であり、即時に返答をしなければ取引先とのトラブルになる、かつ最低限関連のファイルだけを開いたというのであれば不法行為とはならない可能性が高いといえます。
裏を返せば勝手に中を探るのは御法度。
プライバシーの侵害となり、賠償問題に発展する可能性もあります。