天敵・紫外線の攻撃から身を守るために、知識を知っておきましょう。

紫外線対策をしようにも、紫外線についての基礎知識がなければ、どこかで拾ったような対策や、ポイントのズレた対策しかできない。

日焼け止めの選び方ひとつにしても、どんな場所で、どのくらいの紫外線量をあびるかを考えて、対策をしなければいけないのです。

紫外線とは何か、どんな季節、どんな時間、どんな地域に強いのかなど、基本的な知識を知ることが必要です。

どんな紫外線対策をすればいいのか最善の方法を探す。

それだけで、紫外線の無駄な蓄積はなくなるのです。

 

Contents

紫外線の基礎知識

① 皮膚や目に有害な『UV-B』が増加中!

紫外線とは、地表に届く太陽光の中で、最も波長の短い光。

波長によってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分けられている。

UV-AとUV-Cは強い害を持たないが、オゾン層が減少傾向にある現在では、皮膚や目に有害とされているUV-Bの増加が懸念されており、注意が呼びかけられている。

また、屋外ほどではないが、屋内にも紫外線は入ってきている。

紫外線は体内に蓄積してきくものなので、浴び過ぎることなく、早い段階からのUVカットが必要なのです。

②紫外線は春から強くなってくる

人体に有害な紫外線(UV-B)の量は、それぞれの地域の高度や日照時間などに左右されるが、一般的には北から南へ行くにしたがって多くなり、札幌と那覇では年間の紫外線量に2倍程度の違いがある。

季節では春~秋にかけて強まり、時刻でみると、太陽がもっとも高くなる南中時に紫外線がもっとも強くなる。

季節や時刻を考えて戸外での活動を行えば、紫外線を浴びる量を大幅に減らすことができるので、ぜひ頭に入れておきたいものです。

③日焼け後の手入れでは遅い

日焼けには、『サンバーン』と呼ばれる紫外線を浴び始めて数時間後から現れる、やけどのように赤くなるものと、『サンタン』と呼ばれる『サンバーン』から数日後に現れる焦げたような黒色になるものがある。

日焼けは、日焼け止めで事前ケアができる。

日焼け後にローションなどで肌の手入れをすることは、ヒリヒリとした日焼けの痛みを抑えるなどの効果はあるが、皮膚の老化を防ぐなどの長期的な予防効果は少ない。

日焼け対策は事前に済ませたほうがよい。

④日焼け止めはシーンで使い分ける

『SPF』とは、紫外線防御指数のこと。

日焼け、発がんなどの元となるUV-Bから肌を守る強さを示した指数で、皮膚のシワや、シミになるUV-Aから肌を守る目安だ。

両値は日焼け止めのパッケージなどに表示されている。

 

紫外線が人体に及ぼす影響

よくも悪くも人体に大きな影響を及ぼしている紫外線。油断していると取り返しのつかない病気になることも。

皮膚や目に大きな危険、人体への影響は計り知れず

紫外線の浴び過ぎは、体によくない。

そんな表面的な情報は知っていても、実際に、それが人体にどのような影響を及ぼすのかを把握している人は少ないだろう。

しかし、そこには塑像を超えた危険な症状がたくさん潜んでいる。

急性的なものであれば、日焼けや角膜炎、慢性的なものであれば、シミ・シワや皮膚がんなどが代表的な症状。

いずれも、それまでに人体に蓄積された方紫外線に応じて、発症するものなので、やはり早い段階から意識的に紫外線対策をすることは必要なのでる。

 

紫外線が人体に及ぼす主な症状

①皮膚

良性腫瘍・シワ・シミ・前がん症・皮膚がん

②目

白内障・翼状片・紫外線角膜炎

③その他

日光アレルギー・日焼け・免疫力低下

 

紫外線対策をしよう

紫外線の影響は地域や個人差があるが、どんな条件であっても紫外線が強いときには、その対策をすべき。

主な対策法は、「紫外線の強い時間帯を避ける」「定期的に日陰に入る」「日傘を使う、防止を被る」「衣服で肌を覆う」「サングラスをかける」など。

サングラスや紫外線カットメガネを使用するだけで、目への負担を90%カットできるなど効果は抜群。

対策をするとしないとでは大違いなのです。

①日焼け止めは2~3時間おきに塗る

②耳や口も忘れず日焼け止めを塗る