パソコンも、勉強も「覚えようとしない人」は一生覚えられないですよ!
パソコンやインターネットが急速に普及し、会社の書類はすべてパソコン、社内の連絡は電子メール、そんなことが当たり前の時代になりました。
そこで増えているのが、「何度聞いてもパソコンの操作が覚えられない」という中高年のサラリーマンです。
しかしこれは、覚えられないのではなく、「覚えられないと思い込んでいる」のです。
「できない」「失敗するかもしれない」といったマイナスのイメージを頭の中につくってしまうと、記憶力はどんどん低下してしまいます。
さらに、自分は記憶力が悪いという劣等感を持っていると、いつまでたっても記憶力はよくなりません。
逆に、「きっとできる」「自分は記憶力がいいんだ」という自信は、実際に記憶力をアップして、思い出す力にもなります。
舞台などを見にいくと、長いセリフを覚えている俳優の記憶力には驚かされますが、彼らは自信に満ちています。
「自分がセリフを忘れるわけがない」という自信がセリフを記憶させ、思い出させているのでしょう。
つまり、ネガティブな気持ちを今すぐとり払うことが必要です。
もの覚えが悪いという人は、どうして記憶力を高めたいのでしょうか。
試験に合格したいから、資格を取りたいから、出世したいからなど、その動機はさまざまでしょう。
じつはこの動機が強い人ほど、記憶力が高いのです。
たとえば、好みの女性が電話番号を教えてくれるというのに、そこにはメモも携帯もありません。
こんなとき、「こんなチャンスは二度とない、絶対に暗記しなくては」と思えば、必ず覚えられるものです。
記憶したいときは、何のために覚えるのかという動機づけが必要です。
覚えられないという人は、動機が弱いのかもしれません。
「パソコンができなくても、部下に頼めばいい」「大学受験に失敗しても、浪人すればいい」などと思っている人は、いつまでたってもパソコンを覚えられないし、大学にも受かりません。
動機は目先のことでなくてもいいのです。
記憶の先に広がるイメージを、しっかり持つことが大切です。
大きな夢やはっきりした目的があると、記憶力はアップします。
つねに「どうして覚えたいのか」を明確にすることです。