苦しい状況でも楽しむことはできる
幸せに生きるには、どんな状況下でも、楽しめるセンスが必要です。
いま、あなたは苦しい状況にいるかもしれませんが、その中でも楽しむ自由はあります。
ある状況で被害者になってしまうと、そこから抜け出すことはできなくなります。
何年かあとに、そのときの状況を振り返るとき、「あのとき、あの事件がなかったら、じつはいまの幸せはなかった」と感じたりするものです。
先日聞いた話ですが、ある人が自転車でふだん行かない道を通ったら、車にはねられてしまったそうです。
入院することになって、「なんて自分はツイてないんだ、なんて運が悪いんだろう」と思ったそうです。
でも、その後、彼は、隣の病室にいた女性と知り合って結婚することになりました。
一時は、「なんで自分が事故に遭うわけ?」と不運を嘆いたかもしれませんが、パートナーと出会うためには必要な過程だったんですね。
「彼女には会いたいけど、事故には遭いたくない」というように、人生はできなかったわけです。
痛い思いは、幸せな結婚のために通らなければいけない過程だったのです。
とはいえ、問題の渦中にいるときにはわからないかもしれません。
「これが何かいいことの予兆なんて、とても考えられない」と思うでしょう。
人生というのは、ある程度たってみないとわからないことが結構あります。
目の前の状況に惑わされることなく、大きな視点で人生を見るということもやってみましょう。
きっと、違うものが見えてきます。
不思議ですが、人生は、よくなるようにできているのです。