40歳以降の男性に、かくれ肥満の予防が生活習慣病予防になる!

40歳過ぎから急にリスクが高くなる生活習慣病。

現在あまり肥満していないからといって、決して安心できないように、いくら健康な人でも、中年以降はこの生活習慣病にも十分気をつける必要があります。

初期には自覚症状がほとんどなく、体の奥深く静かに進行し、病気によっては本人も周囲の人もまったく気づかないうちに、危険な状態にまで悪化してしまうこともあります。

この生活習慣病の進行は、じつは「かくれ肥満」の進行とまったく同じなのです。

 

生活習慣病を防ぐための健康習慣としては、厚生労働省から次の7項目が提唱されています。

①適正な睡眠時間

②喫煙しない

③適正な体重を維持する

④過度の飲酒をしない

⑤定期的に運動する

⑥朝食を毎日食べる

⑦間食をしない

 

このような健康習慣を身につけている人ほど、病気が少なく寿命も長いということですが、このほとんどの項目は肥満の予防法と共通しています。

つまり、肥満にならないように気をつけることが、ひいては生活習慣病の予防にもなるのです。

飲みすぎ食べすぎを避け、1日3食とって間食をしない。

あたりまえのことが結局、人を健康にするわけです。

 

中高年になるといままでの生活習慣を変えるのは容易ではありませんが、一気にすべて変えようというわけではありません。

少しずつできることから変えてゆけばよいのです。

そのかわり、長続きさせることが大切です。

 

また、会社で毎年行なう定期検診では、前年分だけでなく、毎年の以下の検査項目の数値をチェックしておきましょう

●中性脂肪

●コレステロール

●血糖値

●体重

その年の検査で標準値の範囲であっても、もし年々数値が上がっているようなら要注意です。

事業所の健康保険組合などには、これらの数値が気になる人のための、食事や運動、生活習慣の改善指導用パンフが用意されていますから、利用してください。