一か月に一度、「自分自身」を振り返る
仕事においてもプライベートにおいても、何かと忙しいのが40代である。
ぼーっととしていると、ただただ「しなければならないこと」に追われる毎日を送り、気がつくと50代になっていた、となりかねない。
しかし、40代は人生のあるステージ から次のステージへと移る転換点なのだ。
漫然と流されていては、ステージから足を踏み外してしまうだろう。
会社内での立場の変化、家庭環境の変化、体力の変化など、それらが重なって表れてくるのが40代だ。
人生のもっとも大きなターニングポイントといえる。
そんな大切なときを、ただ忙しさにかまけていていいはずはない。
転換点で、いったい何をすべさか。
それは、これまでの道のりを振り返り、それを踏まえたうえで進路を決定することだ。
それまでの人生を振り返るとは、ただ思い出にふけるのではなく、客観的な視点で冷静に評価·分析しなければ意味がない。
過去の成功体験とともに、多くの失敗や挫折を思い起こしてみよう。
成功体験からは自分の成功パターンを、失敗や挫折からは自分がやり残したことを読み取ることができる。
それを分析すると、これまでどおりやり続けていくこと、再チャレンジすること、そしてやらないことを選択できるだろう。
そうすれば、おのずと、今後の戦略が見えてくるはずだ。
そして、決めたことは、紙に書いておくといい。
さらに、決定した進路を再確認するために、一か月に一度、三か月に一度、あらためて振り返る習慣を持とう。
また現状から進路の微調整を行なうフィードバックも必要だろう。
多忙という流れに巻き込まれないためにも、「振り返る時間」を大切にしたい。