人生を楽しむことを優先する。

50歳を過ぎたら、まず「人生を楽しむ」ことを優先すべきです。

思想家の孔子は、こう述べています。

「楽しいことをして、心配事を忘れて生きていく。そうすれば、自分の老いも忘れることができる(意訳)」

 

人間は、生きている限り、心配事が尽きないものです。

50歳を過ぎる頃からは、老後の心配も増えてきます。

「体力が落ちて健康面に不安を感じる」

「給料がダウンして老後の生活設計を見直さなければならなくなった」

「リストラされたら、この年齢では再就職が難しい」

「親の介護が必要になるのではないか」

などといったことです。

 

心配し始めたら、それこそ果てしなく不安になることばかりです。

しかし、あれこれ心配していたのでは、幸福な後半生を楽しむことはできません。

心配事はひとまず横に置いておいて、まずは人生を楽しむことを心がけるのが賢明です。

趣味や、人とのつき合い、旅行などを大いに楽しむことによって、心配事を忘れられます。

 

自分に老いが迫ってきている不安すら忘れることができるのです。

現実に体力の低下や収入の減少にあったとしても、「まだまだ若い。元気にがんばっていける」という意欲がわき上がってきます

その意欲が、現実をよい方向に変えていくことも多いのです。