がんばりは「気持ちがいい」ライン以内にとどめる。
50歳からは、何事に関しても「ほどほど」を心がけていくことが大切です。
孔子は「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」と言いました。
怠けてばかりいるのも困りますが、かといって、がんばりすぎても悪い結果になりやすいのです。
ほどよい程度が一番いい、と孔子は言っているのです。
ただし、「ほどほど」の度合いは、個人差があります。
ですので、「気持ちがいい」というのを一つの目安にするのがいいと思います。
働いていたり、好きなことをしていたり、運動をしていたりしていて、ちょうど「気持ちがいい」と感じられるところが、自分にとっての「ほどほど」だと考えるのです。
「気持ちがいい」を超えて、「つらい」「苦しい」「疲れる」という状態になった時は、がんばりすぎているということです。
50歳を過ぎると、若い頃のようにガムシャラに動くことはできなくなるでしょう。
無理がきかなくなっているのです。
ですから、どのあたりで「気持ちがいい」と感じるかも変化してきます。
それに合わせて仕事や趣味、運動をしていくのがいいと思います。
「若い頃のように」を目安にしてしまうと、「ほどほど」を通り越して、がんばりすぎになってしまいます。