ウイルス性イボは放っておくとどんどん増えて広がっていきます。

早めに対処したほうが良いでしょう。

イボの縁は、噴火口のように厚い角質があって、その真中が窪んでザラザラとしています。

よーく顔を近づけてみると、皮膚の中の奥へ向って、何か細い植物の根のような黒いものがうまっています。

これがウイルス性イボです。

 

尋常性疣贅の特徴

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、皮膚にヒトパピローマウイルスが感染して生じる「いぼ」のことを指します。

皮膚から盛り上がったゴツゴツとした病変であり、子どもの手の指や手のひら、膝の裏に生じることが多くみられます。

最も多くみられるのは手や足の指で、通常は数mm~1cm程度の小さな皮膚の盛り上がりができます。

1つだけポツンとできることもありますが、多発することもあり、集まって融合し、面に広がることもあります。

通常は、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。

放置すると時に多発して、治るまでに時間がかかってしまうことがあります。

 

●イボに直接触れたものを他人が触った場合

タオルやバスマット等はうつります。

●触れたものをティッシュ等でふくことに意味はありますか?

水洗い、アルコール除菌等は有効です

 

尋常性疣贅の治療

足の裏にできたいぼはうおの目と似ており、誤った判断で市販薬を用いると、時に悪化することがあります。

また、自分で削ったり、爪切りで切ったりすることも控え、早めに皮膚科に相談しましょう。

いぼを触った手で別の部位(特に皮膚が荒れていたり、キズがある部位)を触ったりすることで広がるため、むやみに触らないようにしましょう。

他者への感染力は強くないため、プールやお風呂などを控える必要はありません。