『リスクのないところにビジネスは生まれない!』

最近この言葉を聞いたのは、TVドラマの『下町ロケット』における阿部寛主演の高視聴率ドラマです。

決断になやんでいる社長の佃(阿部寛)に部下のその言葉を言われるシーンが印象的です。

どんなビジネスでも言える言葉でしょう。

 

不況になると守りに入る守りに入るとますます不況になる

悩んでいる人間には、先が見えない。先が見えないから悩む。

そこで、守りに入る。

ところが、守りに入ると、ますます発展がなくなってくるものだ。

 

ある経営者が、テレビでこんなことをいっていた。

「リスクのないチャンスはない」

中国で天安門事件があったとき、日本企業は中国に対して腰がひけた。

中国は、これからどうなるかわからない。

今、中国に進出したら危ない、と思ったわけだ。

しかしそのとき、彼は、逆に中国へ進出して大成功をした。

リスクが大きいほど、チャンスも大きい。

みんなが中国への進出をやめたときに進出すれば、中国のマーケットをいち早く開拓し、独占できる。

成功したときの利益は大きい、と読んだわけだ。

彼はこういう。

「バブルの時期には、みんな、ずっとバプルが続くと思っている。しかし、いつか必ず終わるのだ。そして、不況になると、今度は、ずっと不況が続くと思っている。これもいつかは必ず終わるのだ。だから私は、不況のときに投資をする」

 

聞いてみれば、確かになるほどと思う。

今までの歴史をみても、世の中の流れは発展するときもあれば、縮小するときもある。

しかし、実際に不況のときに、思いきった投資ができる勇気が普通はない。

それをできる人間が成功するのだろう。

リスクを避けるなら、チャンスもない。

あなたの悩みも「リスクなしでチャンスがほしい」という勝手な願いが原因ではないだろうか。

もし、リスクがいやなら、チャンスが来ないことにも甘んじたほうがいい。

 

本当にチャンスをつかみたいなら、リスクを背負う勇気を持とう。

 

また、いつまでもこの厳しい状況が続くような気がして必要以上に暗くなるのは、もうやめよう。

苦しい状況は、いつか必ず終わる。

いつか状況は変化する。

それは信じていていい。

だから、苦しいときこそ、守りに入らず、思いきった投資をしてみよう。

失敗したっていい。失敗のない成功はない。

何回かの失敗が、次の大きな成功につながるのである。