リーダーの力とは「聞き取る力」があるかないかで部下からの信頼度が違います。

 

自分の話を真剣に聞いてくれた上司の話は聞きたくなるもの

上司がリーダーシップを発揮するにはまず、部下の意見を傾聴することが大切です。

私の知人に、必要なこと以外はあまりしゃべらない、口数が少ない、寡黙(かもく)なタイプのリーダーがいます。

彼の率いるチームはまとまっており、メンバーもいきいきと働いています。

その秘訣は、彼が普段から部下たちの話をしっかりと聞いていたことにありました。

聞くことによって、部下をリードしていたのです。

部下を納得させ、自分の意見を主張するには、まず、相手の話を聞くこと、傾聴が大切です。

人は自分の話を聞いてくれた人の話は聞きたくなるものだからです。

 

五感を動かせ!「聞き上手」になる三つのポイント

話の聞き方には三つのポイントがあります。

 

①目で聞く

部下が上司に「係長、今晩一緒に飲みませんか?」と誘いました。

係長は仕事に追われていました。

部下の声は耳にしましたが、顔を合わせることもなく「先約があってね。次にしてくれ」と答えました。

何日か過ぎて「係長は冷たい人だ」という噂が耳に入ってきました。

先日の部下が流したものです。

彼は係長に相談したいことがあり、「一緒に飲みたい」の本意は「話を聞いてもらいたい」だったのです。

誘われたとき、部下に目を向ければそこに、相談を聞いてほしいという表情、落ち着きのない態度の部下の姿があったはずです。

そうすれば、「どうした。何か相談かい?」となったでしょう。

表情、態度、動作、しぐさといったものには、言外の言葉が現れます。

すなわち傾聴の第一歩は「目で聞く」ことです。

 

②耳で聞く

声には胸の内、心の動きが出てしまうものです。

うれしいときは声もはなやいだ調子になります。

相手に申し訳ないことをしたときには、恐縮した調子で声のトーンも落ちるでしょう。

私たちが耳で聞くものは言葉だけではありません。

言葉についている「音や語調」も聞いているのです。

そうした言葉以外のものまで「耳で聞く」。

それが相手の気持ち、感情を察知することにつながるのです。

 

③口で聞く

「口で聞く」とは相づちを打つことです。

「そうか」「そうだね」「それで」 など、部下の顔を見て、自分が傾聴し、理解していることを言葉で表現するのです。

聞いているのだから、無言でもいいということではありません。

部下は自分の話が相手に伝わっているだろうか、上司は真剣に聞いてくれているのかなどと、相手の反応が気に

なるものです。

それなのに、下や横を見たり、目を閉じたり、腕時計に目を向けたり、これでは話し手はたまりません。

そして口で聞くことです。

リーダーシップは、まず「傾聴」から、ということを忘れないでください。

 

部下の意見をしっかりと聞くことの3原則

目で聞く、

耳で聞く、

口で聞く、