できる部下は「叱られ上手」である!

叱ってくれる上司がいるのは素晴らしい!

上司と部下のコミュニケーションでうまくこなすのは、そういったことをしっかり理解しておくことが必要です。

 

しかし、部下としたら勘違いして上司を嫌う若者も多く増えています。

また、行き過ぎるとパワハラなどの問題もあります。

でも、そんな上司ばかりではなく、しっかり部下を見て育てたい思いのある人もいるということです。

そういった上司について話をしましょう。

 

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叱られるのは見込みがある証拠

上司の役目は、部下の存在を認め、やる気を喚起し、成長へつなげていくことにあります。

部下を叱るのも、その存在を認め、成長を促すためなのです。

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今日は、大事なプレゼンテーションの日。

ライバル会社も参加することになっています。

そんなとき、吉田さんは十分間も遅刻してしまいました。

そのため、相手の心証が悪かったのか受注には至りませんでした。

後日、取引先の課長から、このことを耳にした高橋課長は、部下の吉田さんをみんなの前で厳しく叱りました。

その日の夕方、吉田さんは高橋課長に謝罪しました。

「課長、申し訳ございませんでした。私が遅刻というミスをしなければ他社に勝っていたかもしれません」

「みんなの前で怒鳴ったりして悪かったね。でもね、僕は君がミスをしたから叱ったのではない。その後のフォローをしっかりやっていれば、相手の気持ちも動いたかもしれないんだ。君のプレゼンテーションはピカイチなんだから」

吉田さんは、ハッとしました。

先日も担当しているお客様からクレームを受けたとき、課長がそれに対して一生懸命フォローしてくれたおかげで、逆にお客様の印象をよくすることができたのを思い出したのです。

「課長、先日のクレーム対応、ありがとうございました。これからは、ミスをしてもその後のフォローをしっかりやります。どうか見ていてください」

高橋課長はうなずきながら吉田さんを頼もしく思ったといいます。

叱られ上手になる心得三カ条

次に、叱られ上手の心得をあげてみましょう。

“叱られて伸びる人”の共通点

叱られ上手の心得

① 素直さが大切

② 「なぜ」「どこが」をよく考えよう

③ 後で気持ちよくお礼を言おう

 

上司に叱られると、いい思いはしません。

ただ、それで終わるのではなく、冷静になり気持ちを入れ替え、上記の心得を思い出して実践してみましょう。