「正直者が得をする」と信じる

やましい誘惑にかられたとしても、心動じることなく「正直な生き方」をするように心がけましょう。

目先の欲に、心を奪われてはいけません。

正直に生きることが、結局は自分自身の幸せ、安らぎにつながっていくのです。

 

「うまく相手をだませば、大きな利益を得られる」と思えるような状況でも、相手をだますようなことをしてはいけません。

強い心、動じない心で、「人をだますくらいなら利益なんていらない。今のままの生活で十分だ」と思い直しましょう。

そのほうが心安らかに暮らしていけるはずです。

 

相手をうまくだませて、大きな利益を得ることができたとしても、いつかウソが発覚し、得たはずの利益を取り返されることになるでしょう。

そればかりか、「あの人は、ずるい」と悪評を立てられ、誰にも相手にされなくなります。

また、「他の人のせいにすれば、自分の責任を逃れられるかもしれない」と思えたときも、他人のせいにするのはやめることです。

正直に「わたしのミスで失敗しました」と告白すればいいのです。

そのほうが結果的に、周りの人たちから「あの人は正直な人だ。信頼できる」という高い評価を得ることにつながるのです。

 

他人のせいにしても、責任逃れできるのはその場だけで、最後には「自分のミスが原因で」ということが発覚してしまうでしょう。

そうなれば周りの人たちから非難され、信頼もガタ落ちになります。

こう考えていくと、正直に生きていくほうがずっと有益だとわかってくるはずです。

結局、世の中は、「正直者が最後には得をする」ようにできているのです。