脳をフル活用!右脳と左脳のバランスで働かせると仕事にも結果が現れる!

脳には右脳、左脳があるのはみなさんもご存じでしょう。

右脳は、感性や情緒といったものをつかさどるといわれる。

左脳は、計算や事務的な能力と関係している。

 

日本人は、欧米人などに比べると、右脳の働きがいいというか敏感な人が多いそうである。

庭で鳴く虫の音を聞かせると、欧米の人たちはそれを左脳で聞いている。

つまり、たんなる虫の音、どちらかといえば雑音としか聞いていない。

しかし日本人は右脳で聞く。

たんなる虫の音に留まらず、それから様々な「感興をそそられているのだ。たしかに日本の芸術や工芸には、いわば「右脳的な発想」から生まれたものが多いようにも思う。

ところが会社に入ってしまうと、優れた右脳の発揮のしどころが、あまりない。虫の鳴くのを聞いて、いちいち感興にふけっていたのでは「仕事にならない」ということかもしれないが、これは残念なことだ。

また危機感もおぼえる。

経費削減やら、シェアのパーセントやら、売り上げやら、つまり左脳にばかり頼って仕事をしていると、だんだん右脳の働きが悪くなってくる。

そのために独創的で、だれも思いつかなかったような奇抜なアイディアを思いつくことができなくなる。

 

「だれかにいわれたことをそのまま、人がやっていることを自分も、といったような画一的な仕事のやり方しかできなくなる。

競合他社との差別化が求められているこの時代、本当に働かせねばならないのは右脳のほうなのではないか。

というわけで脳全体をバランスよく働かすために、とくにビジネスマンは、ふだんから右脳を活性化する努力を怠ってはならぬ。

具体的には、仕事以外に何か、趣味を持つことだろう。

音楽を聴いたり、絵を描いたりという、いわば感性を磨くための趣味である。

それがむりだという人は、たとえば晩酌のときには、俳句のひとつでもひねってみる習慣を持ったら、どうか。

たったの十七文字、それが右脳を開く。