皮脂の「徹底除去」は正しくしてますか?

体をどう洗うか、これは加齢臭克服の中ではとても悩ましいポイントになります。

なぜなら、皮脂を取り去らなくてはならないのに、皮脂は取り去るとすぐに分泌されてしまうからです。

体の中でとくに皮脂の多いところは、鼻の穴の両脇です。

指先で強めにこすると、指先にはしっとりと脂がくっつきます。

また、爪の先で強めに押したりすると、毛穴の中から白くなった脂がにゅるにゅるっと出てきます。

この状況をどうにかしようと、セッケンをたっぷりつけてアカこすりで顔をこすったり、爪で鼻の脂を押し出しながらしつこく洗顔を行なっている人も多くいます。

「これで、皮脂は取り去ったぞ、加齢臭も出ないだろう」

と、安心するのも束の間、1時間もすると、さっき以上の皮脂がぶわっと出てきてしまい、顔はテカテカと光るくらいの始末です。

皮脂をしっかり除去してもすぐに出てくる、これはじつは当たり前のことです。

皮脂は皮膚の表面にあって、外敵などから人間を守るために分泌されています。

なので、皮脂を取り去った場合に、人間はあっという間に追加の皮脂を分泌する仕組みになっています

 

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素人が皮膚表面を強くこするのは厳禁!

また、皮膚表面を強くこするのも、やめたほうがいいようです。

血行をよくする、古い角質をちゃんと取り去るということで、月に1回ほど、温泉やサウナやエステなどで、アカこすりのプロにお願いして行なうのはいいのです。

が、ふつうの人が毎日アカをゴシゴシこするのは、皮膚の表面を傷めることが多いので、やめたほうがいいと思います。

 

鼻の脇も、こすりすぎで赤くハレてしまえば大変です。

こうなると、皮脂の分泌がどうの、と言っている余裕もありません。

ヒリヒリして痛いばかりです。

素人のこすり洗いは百害あって一利なし。

加齢臭の洗い方は「やさしく」「念入りに」。

気になる人は「風呂の回数多く」を考えましょう。

 

まとめ

体は、ゴシゴシこすり洗いをしてはダメ。

皮脂は取れば取るほど、分泌されてくる。