女性に「好かれるしつこさ」「嫌われるしつこさ」

好きな人、好きな物、好きな趣味、あるいは好きな仕事、臆することなくぶつかっていくのはいい。

結果はどうあれ、やるだけやったのだから、、、と気持ちもスッキリするだろう。

 

たとえば、ピアノが好きでたまらない人がいる。

1日10時間以上も練習し、手首を痛めても治療しながら続ける。

日本ではものたりなくなり、海外に留学してでも一流になろうと決心する。

その結果、一流のピアニストになれなかったにしても、若いときに「好きな道」で懸命にやったという過去が、その人の一生の支えになる。

 

大人になっても、仮面ライダーやウルトラマンが好きでたまらないという人がいる。

コレクションはもとより、自分でつくってみたい、、、と願い、テレビ局や制作会社に入る。

あまりに子供じみた就職志望にあきれる人がいるかもしれないが、その人なりの筋は通っている。

「好きなこと」で、自分の人生をつくっていくことは幸福の素だろう。

ところが、恋愛においては、この「法則」が当てはまらないから、こまる。

 

ある女性に片思いをしている。

彼女に好かれようと、最新のデートスポットを調べ、ありとあらゆる方法でデートに誘うが、いつも断られる。

仕事や趣味なら自分しだいで何とかなるが、人間相手の場合は、ここからがむずかしい。

結婚にまつわる話では、「彼ががまん強く口説き続けてくれたから、その気持ちがだんだん伝わってきて、、、」ということもあれば、「彼の強引さに引かれました」ということもある。

しかし、その一方で、「嫌いなタイプはしつこい男」であると女性たちはいう。

ここが、頭を抱えるところで、男性からすれば、「受け入れられるしつこさ」とは、どういうものなのかがわからない。

 

しかし、これだけはいえると思う。

「好きな仕事」のように、懸命にやらなければならないところで怠け、借金を頼むときだけは懸命に粘るような人は、「受け入れられないしつこさ」なのではないのか。

女性は、このあたりの「しつこさの違い」がよく見えているのではないのか。

好きなことに懸命に取り組む「しつこさ」は、おそらく、女性が「求める人」だ。